とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢ミューズでツィメルマンを聴く

2012年12月09日 | 所沢ミューズ


所沢で最初に彼のリサイタルを聴いたのは、2006年6月11日だった。まだ我がブロクは立ち上がっていなかった。
2回目は2007年11月23日、クレーメルとのブラームスのソナタ全曲だった(ブログ有り)
3回目は2009年6月20日 ドイツ3大B バッハ、ベートーベン、ブラームスのプログラムだった(ブログ有り)
4回目2010年6月12日 ショパンイヤーのオールショパンプロだった。(ブログ有り)
そして5回目、ドビッシーイヤーのためか、チケット発売当初はチラシもオールドビュッシープロを匂わすものだったので、期待したが、前半だけで、肩透かしを食わされたようだったが、しかし後半のブラームスが素晴らしかった。
正直私にはこれまでの中でこのブラームスが一番良かった。もちろん私自身がブラームスが好きなこともあるが、手持ちのリヒテル、アラウよりも、ロマンティシズムあふれ、スケールも大きく、それでいながら、クリスタルのきらめきが感じられ、この人はブラームスが合うのかなと思ったりもした。

 コンサートの期待はドビュッシーだったのだが、この日は朝早くオフクロが病院から追い出されるため(肝不全は慢性疾患のため安定期に入った事による退院となった)病院に行き、退院手続き、その後老人ホームへ介護タクシーを手配し、連れ戻したことから、睡眠不足と疲れから、正直集中して聞けなかった。ただドビュッシーであればもう少し音が柔らかても良かったのではと思った。
 でも今日はブラームスの2番のソナタが聞けただけでも十分価値があったコンサートだった。
 先月のゲルギエフは、オフクロガ救急車で搬送されたため、チケットを無駄にしたが、今日はオフクロからのお詫びのコンサートの様な気がした。

 それにしても所沢のツィメルマンの人気が高いのに驚いた。当初は1-2階席のS,A席のみの販売だったが、当日は3階まで入れたのだから。1-2回も9割方は埋まっていた。私の席はピアノを聴くには1番良かった。この席はピアノ・リサイタルの定席にしようと思ったほどだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿