LP時代高校時代に小遣いを貯めてカール・ベームの魔笛を買った、発売時の某レコード雑誌で絶賛された。飛びついた。 翌年に買ったカール・ベームのヴォツェクともども、グラモフォンの布張りのケース入りのレギラー盤は以後バイトで稼いだお金をつぎ込むには贅沢な外装は無意味に思え、安い輸入盤、国内廉価盤漁りに変化した。サラリーマンになり、子供が生まれると、レコードでオペラを聴く機会は目に見えて減少した。そんな中では4大オペラはカートリッジを換えたときには、試聴を兼ねて聴いていた。
魔笛:カールベーム:ベルリンフィルのオペラがきける。
ベームはオペラ指揮者だと思う。枠組み・リズムがしっかりしている。ここでのF・ディースカウはパパゲーノを歌う。若い。
ヴンダーリッヒがタミーノ、イヴリン・リアーがパミーノ、彼女はヴォツェクでもベームと組んでいたがその後の消息はどうなったのだろうか。
ドンジョバンニ:F・フリッチャイ=ベルリン放送交響楽団
当時のドイツグラモフォンの総力結集のようなプロジェクト、F・ディースカウの主役、エルヴィラのシュターダーの美声がステレオの美録音で聞ける
のはうれしい。
フィガロ:O・スイトナー=ドレスデン
役者はオールキャストで文句なし、輸入盤のバーゲンに飛びついた、しかし「もう飛ぶまいぞ・・」に傷があり、しかもすべてドイツ語盤、これは安物買い
の銭失いを地で行った。しかしスイトナーとドレスデンの音は間違いなくMOZARTだ。
コシファントゥッテ:スイトナー=ベルリンオペラ
1980年にこのプロダクションが来日した。当時NHK交響楽団の定期会員となりスイトナーの演奏に感銘を受けていたこともあり値段の安さに引かれ
購入した。
今思うと、もう少し遊びがあっても良いように思える演奏だ。
このレコードがMOZARTのオペラの海原にでた原点となった。
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