癌病棟から＝前立腺の全摘手術（最終回）２００７．７．１

朝、目覚めはよくない。快食・快眠・快便とはよく言ったもので、どれか１つ欠けると不快感が残る。便通がよくない、お腹にガスが溜まる。
朝食を済ませるとカミサンが来た。だけど退院の手続きは何も指示が来ない。
だいぶ待たされてから夜から昼の担当に変わり看護士さんが薬をひとつ包み持って現れた。たまたまＫＯ先生がいらしたのでお礼のご挨拶をしたが、お世話になった看護士さんはお見えにならず、挨拶する間も無く、裏口の守衛室前から退院した。
なにか夜逃げのような感じがした。
帰りはカミサンと意見が違った。カミサンは豊洲に出て、小手指までの直通に座って帰ろうと主張したが、私はお腹の具合と尿漏れから一刻も早く家に着きたいことを優先し結局国際展示場からりんかい線で池袋に出て、西武線で西所沢でおりタクシーで戻った。お腹も尿漏れも何とかクリアーできた。
「我が家が一番」を実感した。風呂に入り生きた心地がした。
禁止されてはいたが、ビールと枝豆は止められなかった。一口ののど越しに健康のありがたさを思った。とにかくビールが旨かった。