とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

今夜も夜更かしオペラ バルトークの「青ひげ公」

2011年10月15日 | オペラ
 NHKのプレミアムシアターでサイトウ・キネン・フェスティバル松本2011を観た。世界の小澤の復活が嬉しかった。
 今年こそは好きなバルトークの作品だけに、松本に出向きたかったが、かなわぬ夢に終わってしまった。

 しかしNHKの映像からも素晴らしさは味わえた。特に舞台の素晴らしさ、Noismのダンスは効果的な演出だった。ショルティの映像しか知らなっかたものには7つの扉をどのように演出するかが非常に興味があった。鏡と光の演出は効果的で、黒子の登場も効果的だった。作品自体が登場人物の二人だけにその二人の出来が左右する。確かに「歌の部分」では残された既存のCDには優れたものがありBESTでは無いが、総合的に見れば、すくなくともショルティの映像よりは優れていると思う。
 
 小澤=キネンでぜひともヤナーチェック、ベルクを取り上げて欲しいのだが。日本にもバブルでなくとも世界水準の夏の音楽祭が味わえる時代になったことは、モノから文化で世界にアピールする時代になったことの証であろう。
 
「歌劇“青ひげ公の城”作品11」              
                              
                     マティアス・ゲルネ
                   エレーナ・ツィトコーワ
                 アンドラーシュ・パレルディ
                   (ダンス)Noism1
                        Noism2
          (管弦楽)サイトウ・キネン・オーケストラ
                      (指揮)小澤征爾
                              
  ~長野県・まつもと市民芸術館で収録~          
<収録:2011年8月>                  

このオペラについては 2007-07-06 にすでに「バルトーク大好き その3」で下記の手持ちについては述べています。
ご興味をお持ちの方はご覧下さい。
  
 http://blog.goo.ne.jp/yyamamot7493/e/f6e325be3df39100af71dc404cc54fd9



・バルトーク:歌劇『青ひげ公の城』全曲
 コロシュ・コヴァーチュ(バス:青ひげ公)
 シルヴィア・シャシュ(ソプラノ:ユーディト)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 ゲオルク・ショルティ(指揮)
 演出・監督:ミクロシュ・ツィネター

 収録時期:1981年(映像)、1979年(音声)
 収録時間:58分






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