とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

カッコウに会いたくて、(カッコウの名を冠した名曲)

2014年05月30日 | クラシックCD

 今朝、早朝にカッコウの声を聴いた。数日前も早朝に声を聴いた。25年前に越してきた当時は、この時期になるとそれこそ目ざまし時計の代わりに声を聴き、通勤途上ではひどく田舎に越してきたもんだと半ば引越しを悔やんだが、休日に聴くカッコウの声はそれこそ別荘気分を味わったものだった。しかしここ10年間で急激にカッコウの声を聴く機会が減少してきた。

 原因は諸説あるが、私の感じだと我家近辺の環境変化は托卵相手のオナガの減少だと思う。オナガの減少の原因は明らかに周辺の屋敷林の消滅だ。宅地開発の再開がオナガの棲みかを奪ってしまった。反面狭山丘陵では、森林の手入れが追い付かず、藪が増えているものと思われ、ウグイスは健在で、ホトトギスの托卵相手は恵まれ、この時期はホトトギスの声が響き渡っている。

 逢えないのは百も承知だがそれでも逢いたくて、今日も出かけたが、年寄りの運動にはちょうど良い量だったが成果は得られなかった。反面ウグイスのものまねをする「ガビチョウ」に出会った。すでに我家の庭まで顔を出すガビチョウの繁殖はすさまじい勢いだ。今年の埼玉県での環境調査の結果が見ものだと思う。今日も湧水池で集団水浴をしていた。そんなわけで今日の撮り鳥散歩は早々に引き揚げ、家でカッコウの曲を聴いた。

 

カッコウの名を冠した名曲

① デーリアス作曲 「春初めての郭公を聞いて」 

 郭公の鳴き声は世界共通の表現なのだろうか?英語表記ではCuckooであるが?

 私のお勧めは、デーリアスの支援者でもあった、ビーチャム盤だ。その曲エレガントな仕上がりで、心地よい。

バルビローリ盤は通勤電車で聴くためにカセット盤を購入したのだが、現在24bit,96kHzでPCオーディオに変換しているが、気のせいか音の広がりが出て音が改良されたような気になる。 

 ② ヘンデル作曲「オルガン協奏曲 :カッコウとナイチンゲール」

 ナイチンゲール(サヨナキドリ=夜鳴きウグイス)の鳴き声はヨーロッパでは日本でいうところのウグイス同様誰もが知っている鳴き声のようだ。残念ながらまだ私は聞いたことがない。ぜひともヨーロッパできいてみたいが、作曲者は英国できいた鳴き声を模したようだが、国民性で表現に変化は出るのだろうか。曲そのものははたして名曲と言えるかどうかは疑問で、私には駄作にしかおもえないのだが?すくなくとも時代の差はあれ、デーリアスの方は名曲だと思うが、コンサートで実際に聞いたことはいまだないのが「ナイチンゲール」同様にぜひとも「生の音」を聴いてみたいものだ。



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