とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢市山口地域の文化祭の準備に参加。

2013年10月31日 | 菩提樹田んぼ




 毎年文化の日にかけて、所沢市山口地区の公民館活動の発表会として今年も山口まち作りセンターで文化祭が開催されます。
 猛暑の夏が長かった分、平年並みの気温に「寒さ」を感じるようになったが、中央公園の木々は秋を主張するかのように色つき始めた。
 
 菩提樹田んぼの会もこれまでの活動をパネル展示参加することから、準備作業に出向いた。もとわと言えば、25年前に越してきたときに、狭山丘陵の自然に見せられ、丘陵散策の手始めに、「山口の自然に親しむ会」主催の自然観察会に参加したことが始まりだ。途中仕事の関係で転勤が入り、連続しての活動にはならないが、日本の自然環境の激変の中では、都心への通勤範囲内では奇跡的に残された自然環境といえるだろう。この自然環境を守るための「田んぼの会」だが、今日の準備作業が平日の昼間と行うこともあり、現役世代の姿が見られないのはやむ得ないが、「自然保護活動」の次世代継承が危ぶまれるのは問題だろう。
 狭山丘陵も、東京都、埼玉県側も行政コストの削減を目的に民営化が行われている。期間単位での入札制が実施されているが、従業員の生活保障、教育を考えれば、民営化で成り立つ仕組みはできているのだろうか。

 それこそソーシャルビジネスとしての自然保護活動をテーマとした大学での講座を増やし、若い人たちの、自然保護と結びつく食べていける職業の仕組みを作り出さないと、趣味で自然に親しむ私のような老人は増えても、それはむしろ自然維持する人とのバランスが崩れ現状のように自然は荒れていく。自然保護に意欲をしめしても自身が生活保護を受けては意味がない。
 最近行政の民営化流行だが、「自然環境保護」の指標はどうなっているのだろう。期間単位の民営化請負先の従業員の資質と将来性はどこまで保障されるのだろうか。自然の単位は企業決算の1年単位では計れない。
20年先の森林の保護は?、少なくとも小動物でも、気候現象を合わせれば3-5年単位の変化を見る必要はあるだろう。カタクリの花だけとっても種から花の咲く期間を考えれば7-8年は見る必要がある。
 将来性が保障されない職場に優秀な人材は来ない。流行は何か行政と政治の場当たり状況の表れだろう。

 年寄りの要らぬ心配をしながら準備作業を終わらせた。



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