とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢ミューズのアマデス室内管弦楽団の演奏会に行く。

2016年09月11日 | 所沢ミューズ

 

 久しぶりに田んぼの会の作業に参加したことから、正直疲れ、帰宅して風呂に入りしばらくしていたが、アマデス室内管弦楽団の演奏会が今日あることを思い出し慌てて着替えをして出かけた。開場に着くと何やら多くに人がミューズの中庭に、LEDライトや、キャンドルをならべ、音響道具をセティングしていた、開場時間だったので、なんのイベントかを確かめずに会場に入った、いつもならば入場に列をなしているのだが、今日は並ばずしてすんなり入場で来た。この日はマーキーホール(中オール)の2階席正面で聴いた経験がなかったので、客の入りも悪かったためちょうどあいていたのでその席で聴いた。正直、音は1階席より良かった。ただ手すりが舞台を見えにくく邪魔するので、演劇には向かないかと思った。

 肝心の演奏だが、客の入りが技わしたのか、演奏にこれまでのような覇気が感じられなかった。また4本のホルンが今日の主役だったのだが、力みすぎたのか、4人のホルンの音色が合わずに、濁りを感じてしまった。

最も私はこの曲の生を聴いたのは、今回初めてだけに、大変ありがたい経験をし、しかも無料と、文句を言う筋合いは微塵もない。感謝の一言だ。ただアンコールの小ト短調の1楽章が、素晴らしかったので、最初から、このように弾むようなリズム感が聴けたら良かったと思いました。

 それにしても全曲演奏会までゴールが見えてきた時期なのに、アマチアの楽団が素晴らしい企画と演奏を提供しているのに、なぜマスコミは取り上げないのだろうか?そしてもっと多くの人に毎年素晴らしいコンサートが行われていることを知ってほしいと思った。

私の手持ち音源

正直今日演奏された曲をあれこれ言う資格は私にはない。幾分私の感想は唯一の手持ちであるホグウッドの演奏に影響されている。コープマンの演奏も大きなくくりで見ればホグウッドと同類に属するいわゆる古楽演奏によるものだ。コープマンはモーツァルト没後200年記念に来演し、NHKFMで全曲放送された。私はそれをMDに録音していたが、MD本体が壊れ、その後機種が製造中止になってしまった。TV放送は全曲されたのかは記憶にないが、たまたまVTRにいくつかは録画し、DVDが登場したときにダビングしたのでその中にNo.18はのこっていた。どちらも、いわゆる躍動感を強調したものだ。その最たるものがK131に集約されている。

シャンドールヴェーグとザルツブルグの演奏は、彼のいわば遺産だろう。この時の彼は1991年に合わせセレナード、ヂヴェルティメントの全曲録音を行った。これは各国でレコード部門の賞を取得したが、相対比較しかできない私には、K.131もこのCDだけしか聴いたことがないため、このCDがベストとは断言できないが、この時代のモーツァルトの躍動感は表現され素晴らしい演奏と思う。

演奏会が終わり、会場を出ると、ミューズ中庭には大勢の人が音楽を聴いていた。クラシックであれ、ポップスであれジャズであれ、音楽が街にあふれることは素晴らしいことだ。No Music No Life

所沢に移り住んで30年、トトロの森とミューズのあることで、所沢市民になった気がする。音楽が、戦闘機の爆音と砲弾の音にかき消されることは、この町にふさわしくないようにしたいと願う今日この頃だ。

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