とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

中華料理「神田天府」が消える

2007年04月13日 | Weblog
 バブルの時代は、東京中が地上げ屋が闊歩し、関西からは山・・組と言った方々が東京の庶民に愛されたお店を追い出し、大手?不動産屋が、地域再開発の公共事業を売り言葉に我が故郷神田の町並みを変えてしまった。
 その時はかろうじて残された神保町と須田町界隈がここに来てお店の閉店が出てきた。
 木曜日に気心知れた仲間で、それまでは秋葉原駅前に出来た天府で飲み会をしていたのだがやっぱり神田の天府のがほうが美味しいと意見一致し、元に戻ろうと神田店で待ち合わせをした。そして料理の注文をしようと本日お勧めメニューを探したら、ナント「長年ご愛顧いただきましたが4月30日をもって閉店いたします。」の張り紙が出ていた。
 皆でなじみの店員に「なぜだ」と問うと、大家が建替えするので出されるとのこと。ビルと屋上看板は神田のランドマーク「万惣」。このビルが近々取り壊されるのかと思うと、ホットケーキもフレンチの味もしばしの別れは仕方がないが、天府が無くなるのはさびしい。新しいビルが出来ると家賃が上がる。家賃に見合うところは限られる。そして町並みは個性をなくす。カンダは神田、銀座にはない町並を残してほしい。
 そう言えば、私は好きではないが、神田「藪」と並んで「出雲」は神田を代表する蕎麦屋だったがある日看板がはずされて久しい。会社近くの「満留賀」がアット言う間になくなった。この街から木造2階建ての商家は消えていくのかな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿