アイルランド 20vs43 アルゼンチン
ヨーロッパ勢で一番勝ち残れるチャンスがあると思っていた、アイルランドが負けた。それにしてもアルゼンチンのFWは、サモア、トンガ並みの破壊力だ。ペナルティーも同様で、荒っぽいラグビーも同じ。それに対しての戦略が、ゲームメイカーのセクストンを欠いたアイルランドが取れず、FWの要、オコンネルと飛車角落ちでの試合は厳しかった。アルゼンチンのペナルティーをうまく試合に生かせなかったのが敗戦だろう。戦況を冷静に判断するセクストンの怪我での欠場が響いた結果だった。
スコットランド 34vs35 オーストラリア
反面オーストラリアの楽勝と思っていた試合だが、スコットランドが素晴らしい試合をした。これはダスティン・ホフマン(レイドロー)の戦況判断とキック力がもたらしたもので、最後の最後までわからない試合を自らのキック力で示してくれた。オーストラリアは、イズラエル・ファラウの怪我での欠場が、前の試合でも気になっていたが、彼の動きがないと、得点に結びつかないことが証明された試合でもあった。簡単にインターセプトのトライ、また簡単に裏を取られてのトライとファラウのポジショニングと突破力を欠くと、攻守に精彩を欠いた試合だった。スーパーラグビーでは勝てなかったが、今の勢いではアルゼンチンにも勝機は見えてきた。それにしても、サッカー大国がラグビーでも大国になってきたアルゼンチンの今後が面白い。
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