ジジ・ババの小旅 高尾山から

　正月にカミサンが富士山が見たいから、高尾山に連れて行けと言い出した。「初詣に行くというならまだしも富士山を見るために、なんでわざわざ一番混むときに行くのだ」と拒否し、正月明けならと妥協して９日に行った。google Mapで最短時間を検索し家を出た

家を８時半に出る。我家町からスカイツリーが見えた。さすが正月期間と強い風で空は澄んでいた。

しかし西武線が線路故障で遅延、電車が動かない。４０分遅れ、新秋津乗換分倍河原行きを西国分寺で高尾行きに変更したが今度は新宿駅でのトラブルでこれまた１５分の遅延。しかし高尾での京王線の乗り換えがスムーズで、ケーブルカーも待ち時間なしで西武線を除き全行程座っていけた。これぞ毎日が日曜日の特権か。頂上までは１号路で途中薬王院で子供たちの良縁祈願し頂上へ。途中ミツマタの花が咲いていた。カミサンが見たいと言った富士山は、狭山湖からいつも見ている富士山とは一味違った趣だった。

すぐに３号路を下ると、我ら同様の人種が、使用済みのティシュにカメラを向けている。不思議に思い近づくと、ティシュに見えたのは自然が作り出した霜柱の造形だった。聴けばNHKで放映されたそうだが、知らなかった。しばしその自然の造形に見とれた。

１号路の喧騒とは離れて、３号路は鳥の声、多分アカゲラであろうドラミングの音そしてルリビタキに出会えた。

１時前にはふもとに着いた。当初どおり高尾で蕎麦を食べた。私の定番は鴨せいろ１１５０円これはお勧めだ。

高尾饅頭を買って帰宅しようと店を出ると、カミサンが「八高線」に乗ったことが無いので「八高線」経由で帰ろうと言い出した。google Mapで検索すると何とか接続して帰れそうだと了解した。京王高尾山口から高尾に出て八王子で乗り換えた。乗った電車が川越行きだった。当初予定は東飯能で西武線に乗換予定だったが、「乗り鉄」しようとカミサンが言い出し、結局八高線ー川越線の乗り鉄で川越で降りた。川越に降りたのだから喜多院に寄ってこれまた子供たちの良縁祈願し、本川越から小手指に戻った。

これに味をしめたのか、カミサンがとりあえずは関東地区のローカル線の｛乗り鉄」＆「撮り鉄」をしたいと言い出したが、「乗り鉄」したら「撮り鉄」は出来ないだろうと思うのだが。また「撮り鉄」するなら「私鉄」の方が趣があり出来れば２両編成以下で走る私鉄の撮り鉄を今年のテーマにしようと思った、ジジ・ババの小旅だった。

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