とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢で第九を

2007年12月09日 | Weblog
カミサンが風邪をこじらせ、知り合いからいただいた「第九」のコンサートにいけなくなり、代わりに行った。「第九」のコンサートに行くのは何年ぶりだろうか。
サバリッシュがバイエルン国立歌劇場と引っ越し公演の特別演奏会に行って以来だから20年振りになる。
まず会場の所沢ミューズについて驚いた。無料とは言え長い行列が出来ていた。先月の今一番旬な指揮者、ゲルギエフ=マリンスキー歌劇場の時よりも長い行列。そして配られたプログラムがこれまた豪華。開演開始時には立ち見も出る始末。完全にゲルギエフの演奏会を凌駕した。
内容はアマチアのオケにコーラスと言うことを抜きにしてもすばらしいと思った。そもそも第9と言う曲はハレの音楽だろう。年に1度のハレ舞台にこそ相応しい曲だ。だからこそアマチアに向いている。プロ指揮者が主役のハレ舞台ではない。25回の演奏会ということでプログラムにこれまでの指揮者が列挙されていたが、今や売れっ子指揮者もいればそうでない人と様々だが、学生オケと違い25年の歴史が継続されているはずだが、そのオケに今日の指揮者は何を求めていたのだろうか。オケの能力の高さを考えればあまりにもまとまりの無い曲作りが残念だった。最初パート間の音量バランスの崩れとティンパニー、管楽部門の飛び出しが、今はやりの古楽演奏を取り入れた解釈と思ったが、弦楽部はそうではないし、単なるホールの響きが計算できてない演奏なのかと理解した。所沢フィルハーモニーは今度は違う指揮者で聴いてみたいと思った。
昨今のプロオケより弦楽部に男性が多く、管楽部門に若い女性が多い構成が新鮮だったし、合唱部門に若い人が少ないことが気になった。都市とは我が町のオケがあって呼べること。出来ることならハレ舞台が増えて欲しいと思う。




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1 コメント

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今年もいかがですか? (ねこ)
2008-11-30 20:25:09
はじめまして。
昨年はコンサートを聴きに来ていただけたそうでありがとうございます。
昨年初めて合唱に参加し、今年2回目参加を予定しております。
今年の「所沢で第九を」コンサートは12/7です。

昨年とは違う指揮者で
合唱団もまた、昨年どおりのメンバーではありません。(毎年公募されて構成されるので)

よろしければ今年も是非聴きにいらしてください。

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