Blogの掲載が1週間空白となった。原因は「たぶん風邪」だろうと本人は自覚した。その風の原因はたぶん10月31日の選挙だろうと私は自覚している。朝起きて、朝食後、9時過ぎに投票所に行った。投票所は我が家から徒歩5分程度のところにある。日曜日の朝、これまでの選挙では混雑はなくすぐに投票所内に入り、投票をすませ戻れたことからも、雨模様だったが往復10分程度とたかをくくり部屋着のまま家を出た。いつも通りに短い列ができていたので、いつも通りに終わるものと思って並んだ。しかし一向に列が進まない。やっと投票所の建物に入ると、手続きがコロナ対策で入館者の人数制限をかけていたのが理解できた。このことは私の誤算だった。しかも私の票は無駄骨で生きなかった。家に戻りその夜に風邪をひいたことを自覚した。
すぐに対応を取るべきだったが、前日(10月30日)のブロムシュテットとNHK交響楽団とのBeeethovenの交響曲No.5「運命」を所沢ミューズ聴いた興奮が冷めず、手持ちのメディア26種を片っ端から聴き始めた。夜更しになり、風邪を悪化させてしまった。
悪化原因の中での印象に残った2種類
フルトベングラーのNo.5は1989年に当時、秋葉原にあった「第一家電」という電気店でもう死語になっているだろうLPレコードのカートリッジを一定金額以上を購入すると、先着順におまけにもらったものだ。それにつられ高額のカートリッジ(私は確かオルトフォンを購入した記憶だ)を購入した。BeethovenのNo.9は45回転Lp2枚半に収め、No.5は0.5枚分の33回転Lpだった。 当時は45回転の第9が聴きたくて高い買い物をしたが、No5も世評の評価の高いベルリンフィルとの演奏に対して、このLpに収められたウィーンフィルの演奏もそん色はない。むしろフルベン節と呼ばれる音楽のうねりはベルリンの演奏とそう変わりはないが、ベルリンの緊張感はやや薄れる演奏だ。
今回も手持ちを聴いてみて、2008年12月25日のこのブログで述べたが、Beethoven の交響曲全曲の缶入りCDのヨーゼフ・クリップスの演奏は見直されてよいのではと思った。「標準的」演奏は、何事においてもおいても今日の社会では「人より目立たたないと生き残れない」とばかりに内容のない「派手さ」をアピールするものが目立つ中で、「噛めば噛むほど味が出る」良さを戻す必要を感じる演奏もいいよね!!!!。
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