とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

癌病棟から=前立腺の全摘手術(その11)2007.6.28

2007年07月02日 | Weblog
今日退院の通知があるかと思ったが、其の通知も朝の処置も無かった。今日も尿漏れ調査。水分補給を控えた分尿漏れも減った。昼食に鰊そばが出たがそばと言える代物でなかった、でも病院食にそばが出た。
カミサンも退院の知らせ期待だったが肩透かしを食わされた感じ。でも私の入院を期に東京湾岸めぐりをし今日は新木場に足を伸ばしたそうな。カミサンの言に従えば、有楽町線では豊洲・月島・新木場となり住環境は前二者との間に差があるとのこと。だんだん不動産屋の眼になっていく。
午後に職場の先輩が見舞いに来てくれたが、誰もが築地の癌研と有明の癌研の違いが解らないとのこと。私も内容はわからないが、築地は国立癌研究センター付属築地病院。有明は財団法人癌研究会付属有明病院であくまで私法人だ。私が何故ここを選択したかは前にもどこかで述べた気がするが、私自身にとってはあくまで「完治」が目的だ。「完治」とは社会復帰だ。一番いやなのは「癌」は治ったが、人生は「終わり」です。
昔良く「医者の免許」でなく卒業大学の卒業証書を掲げろと言われた。高校の同級生名簿で「あいつが医者かよ」はよくあることだ。
でも前の職場で健康保険組合にかかわりを持った時、大学の偏差値=名医は比例しないことを知った。子供たちからも、「雑巾1枚縫えないのが外科医だって、そんな医者のところに行く気する。」てよく娘の交際相手の話題が出た。前の職場の診療所の先生は旧帝大医学部出身だが「風邪」と解った時しか行かなかった。そして近くの某新聞社の診療所へ行った。そこの先生は旧帝大出は少なかったはずだ。そこで何度も危機にを救っていただいた。今回の「私の医者選び=病院選び」はNETで情報収集した。其の中の結論は数値だった。素人が判断できる材料は数値しかない。①手術事例数 ②5年経過生存数の二つの数値だ。この数値もオオソライズされたものではないのであくまで参考値に過ぎないが、それでも素人には有難い判断材料だ。日経メディカルの病院ランキングが参考になったし、週刊朝日の病院ランキングも参考にした。いえることは病院の評価は、本来健康保険組合連合会とか、保険会社の資料を公開すべきだろう。前の勤務先では医療保険の不正請求を防止するため、検査を委託した。不正請求は論外だが、支払い保険料から、医者の適正な判断も伺える。
今回自身の病院選択の基準は
1.病院ランクベスト10以内
2.職場・自宅からの通院可能先
3.大学付属病院でないこと
の3点だった。これまで受けた大学病院はいずれも研究の対象として扱われた経験を持った。これは苦痛だった。本人は生き死にの問題なのに、標本扱いにされたのだ。先生と学生との会話は本人にも聞こえる。そのことから大学病院は避けた。
以上の選択基準で、国立がんセンターと癌研有明病院が残った。ランクは国立がんセンターが上だったが、最初の相談した地元の先生が癌研有明病院を推薦してくださったこと。またそこのHpが「前立腺がん」の説明と治療方法をわかりやすく説明していたことで決断した。「自分の命は自分で守る」これが原則と思う。



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