とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

癌病棟から=前立腺の全摘手術(その10)2007.6.27

2007年07月02日 | Weblog
朝食後、5階の屋上ガーデンを歩いた。9時に看護士さんの呼び出しを受け、2階のレントゲン室に出向いた。しばらくして呼び出しを受け、造影撮影室に入った。
全裸にされ管の通された我がポコチンが哀れな姿を晒していた。膀胱と尿管が旨く結合されているかの、チェックだ。手術の成否は正にここにかかている。結果は○。その結果にほっとした。モニターを見ながらKO先生は、「山本さん、玉置某に似ているて言われません」と話しかけてきた。今までの流れに会わない会話のため、「先生すいません、玉置某って私知らないですが」と答えた。すると先生は「ハーイ、カテーテルが抜けました。これから傷口の抜糸します。」と言われ、気をそらし痛みを感じずに抜いてくれたのだと悟った。
ところで「玉置某」とはいい男なのだろうか。抜糸は文字通りはさみで糸を切りとり抜いていった。腎臓癌の手術後は今もはっきり残っているが、今度の傷跡も残るのだろうか。残るとすれば切腹を二度しくじった男みたいな腹になる。
帰りは空になった台車を引きずって病室に戻った。これまでのスッパケッティを引きずっていたが、わが身だけで歩いて戻れた。この開放感は経験者のみが味わうものかも。
これからは尿漏れとの戦いが始まった。これは手ごわい。咳き込むと多量の尿漏れ、知らぬ間に漏れているこの不快感。
カミサンが来た、相変わらずのノー天気。人の事情を知ってか知らずか、月曜日に渡し舟でお台場から芝浦に上陸し田町から帰ったことを誇らしげに語り、これで考えられる、有明と対岸への帰路を制覇したと楽しげに語る。バス・臨海線・ユリカモメ・そして残った船を制覇したと「誇る話か」とあきれた。
10時から尿漏れパットをつけ、記録をとった。100ccを超える尿漏れが発生した。くしゃみ、せきこみだとドドット出てしまう。先が思いやられる。夜になると安定してきた。ただ便秘でお腹が張り寝付けない。


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