とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

マーラーの大地の歌

2007年01月20日 | LPレコード
占いは信じない方だが、どうゆう訳か友人の占いは良く当る。その彼が去年の新年会で来年は最悪の年になるから今年中(節分までに)に悪いことは始末しろと忠告された。
ふと年末に人間ドックに行くのを忘れていたことを思い出し、急遽予約を入れ松の内に行った。
結果は再検査、そして今日その結果を聞きに行った。家を出てから家に帰るまで、昨年末に何故かマーラーの「大地の歌」が聴きたくなり手持ちのCDの中から特徴のある5枚のCDをダウンロードしたザウルスで聴いていた。
ピアノ版オリジナル
S.カツァリス、B.ファスベンダー、T.モーザー
ピアノ版はサバリッシュのピアノで日本で世界初演された。その時のNHKでのTVをビデオで録画し、DVDに焼き直し大切にしている。しかしこのCDはファスベンダーの歌が旨いのが光る。ジュリーニとVPOとのLIVEに匹敵する出来だと思う。歌曲としての味わいが楽しめる。


シェーンベルク編曲の室内アンサンブル版。
A.ジョルダン、H.ファスベンダー、J.ワグナー
 全体の演奏時間57分、マーラーの贅肉をそぎ落とし、演奏者個人の主張を前面に出した編曲は魅力に富む。
日本での実演がもっと行われてもよいのでは。

B.ワルター ウィーンフィル 1952年録音
K.フェリアー、J.パツァーク
高校時代にLPで手にした「大地の歌」の最初の出会い。その後LPで36年ウィーン、60年ニューヨークを入手したが52年版がワルターでは1番気に入っている。



L.バーンステイン ウィーンフィル
フィッシャー・ディスカウ J.キング

聴いた5枚の中では66分の最長、水墨画のような男声のモノトーンで悠然とした大河のように曲が進む。
  

O.クレンペラー 
C.ルードビッヒ、F.ブンダーリッヒ
 フィルハーモニアとニューフィルハーモニアと3年越しの録音により、オケの名称が変更になっている。
C.ルードビッヒとF.ブンダーリッヒの対比がすばらしい。終楽章のルードビッヒの歌声は最高だ。

病院の結果は細胞摂取のための検査入院を言い渡された。この世との永遠の別れだけは勘弁願いたいと思いつつ彼女の終楽章を聴いた。










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