とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

トロバトーレ お買い得DVD

2009年07月20日 | オペラ
ヴェルディーのオペラ「トロヴァトーレ」は歌だけを取るなら文句なしにヴェルディのオペラの中ではトップクラスであろうしなじみの歌が続く。ただ舞台としてみると筋運びに飛躍がありすぎ、劇としての流れが希薄でアイーダと同類にあると思う。
この連休はパソコンの買い替えが飛んだ大事になり部屋の模様替えに発展しまい、パソコンを中心の生活だった。パソコンのモニターが24インチになったので、PC、ローランドのUA-25EXを通してのトロバトーレでDellの杮落としを試みた。

 以前HMVのNETバーゲンで手に入れた、カラヤン指揮・演出 ウィーン国立歌劇場
カップッチッリ、カバイヴァンスカ、コッソット、ドミンゴ、ファン・ダム。1978年のカラヤンだからできたプロダクションだ。唯一の欠点が紙芝居的なカラヤンの演出だろう。音楽だけならこれまで愛聴してきたセラフィン指揮のスカラ座のオケとベルゴンツイ、ステルラ、コッソット、バスティアニーニに匹敵する。ただ映像がついて2200円はお買い得。それにしてもコッソットの存在感に圧倒される。ドミンゴが若いのだ。



その演出の欠点を補うのは、モシンスキー演出、リッツィ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、クーラ、ホロストフスキーここのメンバーだけであればこれが1番だろう。クーラ、ホロストフスキーのやりあいは見栄えがする。



付録的にスカラのLIVEをNHKのBSで録画したのも見た。CDは同時期のスタジオ録音だが、ヴェルディ没後100年記念での公演だが、前者を見た後では、印象は薄くなる。レオヌッチもフリットリーもそれなりのよい出来でカバイバンスカよりも上だと思うが、コッソットの存在感を補うものは無く全体の迫力はない。


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