とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

オーヴェルニュの歌を聞いて

2008年01月22日 | LPレコード
カントルーブの編曲になる「オーヴェルニュの歌」は聴いてて心安らぐ。これこそ病院の待合室で聴くにはぴったりの曲だ。そんなことから昨日は、ザウルスにダウンロードして、月1回の術後検診に癌研有明病院に今年初めて行った。血液検査の数値は前回と変わらなかったが、マウンテンバイクの許可も完治宣言も無かった。今までの担当だったK先生が大学に戻り、K先生同様、後任の先生も若く、この日が初対面での検診だった。いつもどおり血液検査の結果を待つ間が1時間以上になった。
その間この曲を聴いていた。初めにこの曲を知ったのは、偶然だった。「フランス近代」の視点から、ショーソンを知り彼の曲を漁っていた時LPのB面にダイジェストがあった。ロスアンヘルスのまさに天使の歌声が聞こえた。透きとおる美声が魅力的であった。しかし残念ながら収録曲は全体の4分の1だった。


その後輸入バーゲンでフィデリカ・フォン・シュターデのCDを見つけ購入したが、全曲と思ったが、曲順もバラバラで1-5集の入れ替えの意図がつかめないものだが、バックミュージック的に聴くには最高だと思う。このCDが一番よく聞いている。
シュターデのメゾの声が柔らかく、ある意味歌のおばさん的な素朴さが、彼女の見た目の気品とは違った魅力となっている。でも全曲ではない。


どうしても全曲を聞きたくて評判のダヴァシュを手にしたが、このCDの売りである、オーベルニュの方言での歌唱については、フランス語そのものが理解できぬ身にはあまり評価の対象にはならない。ただロスアンジェルスの気品に比べ、町のおばさん的な普段着の歌声の味わいが魅力といえるのかなと思ったりしている。また全曲の翻訳詩(と言えるかは疑問だが)が付いているのはありがたい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿