2月で放射線の治療が終わり、月曜日に前立腺癌の担当医の診察を受けに行った。
ここは放射線科と違い予約があって無きがごとくいつも大幅に待たされる。
それを覚悟で「重さを」我慢しフォーサイスの「アフガンの男」を持参した。ジャッカル以来彼に魅了され、70年の学生時代から彼の作品が翻訳される都度読んできたが、絶筆宣言後の復帰作アベンジャーの酷さにがっかりして、「アフガンの男」には手を出さないでいたが、病院で読む本として選んでみたが、出だしから期待外れになった。上下読み終わってみれば、出来としては虚実の交ぜぐわいも精緻さに欠け前作アベンジャーよりは増し程度の出来で、絶筆宣言後はむしろ軍事・テロ評論に徹したほうがよかったのではと思った。
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