とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

バルトーク大好き その3=入院中に聴いた曲 

2007年07月06日 | クラシックCD
バルトークの残された唯一のオペラだが、1時間足らずで、登場人物も二人と語り部の計3人はメインのオペラとしての上演は難しいのだろうか、私は実演の経験はない。
ただショルティーのLPでの組み合わせで幸い映像が残され、NHKで放送されたのをテープに録画していた。青髭公のコロシュ、コバーチェ、ユーディットのシルビアサーシャの容姿も配役にふさわしく、舞台では表現不可能な背景を映像表現し、この映像を加味すればこれがベストと思われる。
童話の持つ幻想性を民謡の持つ素朴さを織り交ぜ豊かな詩情を生み出し、すばらしい。しかしこのLpもVTRでの保存版は持っていけなかった。
代わりに、サバリッシュ=バイエルン国立歌劇場 フィッシャーディースカウ、ユリア・バラディーの夫妻によるCDとF.フリッチャイ=ベルリン放送交響楽団、フィッシャーディースカウ、ヘルガ・テッパーのCDを持参した。どちらも青髭公はフィッシャーディースカウだが両者の間には20年の差があるがこの差が両者の評価の分かれ目と思う。私には前者の重みのある表現とゆったりと物語を語るサバリッシュの音楽に魅力を強く持つが、小気味良いテンポで物語を運ぶフリッチャイの魅力も捨てがたい。いずれにしてもも少し人気が出てもよさそうなオペラだと思う



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