とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

上海蟹食べた

2006年10月04日 | Weblog
秋はボジョーレヌーボか上海蟹かといつの間にか「さんまの塩焼き」がインターナショナルな味覚に変わってしまったミーハーJAPANを代表する娘がFAXを見るや「食べたたーい」と奇声を上げ10月3日6時半に家族で行く予約を入れた。

店に着くやいきなり上海蟹が出された。



ここでは「蒸し」ではなく「酔っ払い蟹」だ。新鮮な蟹を老酒の瓶に投げ込み漬け込んだものだ。だからFAXは入荷でなく「食べれるよ」と連絡がきた。蟹味噌を最後に残し甲羅を杯に熱燗を注ぎ飲み干す。至福のとき。

皆楽園の構えはどこにでもあるラーメン屋のたたずまい。でもその実態はついこの前まで石炭を焚いて調理をしていた天皇家の料理人を務めた先々代の流れを汲む本格中華。いつもならこれに豆苗のにんにく炒めに白菜やきぞばで上がりだが、今日は「飲み」ではなく「食」で来たのでマスターの「知る人ぞ知るのがここの裏メニュー」のおまかせコースを頼んだ。



今日のハイライトは「かもの血」鴨の血を固めたものを豆腐とあんかけ炒めした至極シンプルなもの。ねぎの薬味とふわふわ感がなんとんもいえない。わが妻・娘ともども途中同席のお馴染みさんからの差し入れ料理も含め2時間ひたすら食べ続け洗った皿のように平らげた。最後はマスターの息子さんのマンゴー杏仁豆腐で終わった。帰りの足取りは非常に重かった。

経営コンサルを生業とする身には、内外装に少し手を入れ白のテーブルクロスでビシット決めれば今の倍の料金を取られても文句は出ないと言うのだが「実行しない」マスターに感服。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿