子供用のプラレールで、忙しさにかまけて3年程放置の
車輛を見て、入っている電池を全部抜きました。(全部で20台分くらいでした。)
電池が入っている車輛は電池を抜く前に動作確認をしたのですが
その1)ライトが付くのに車輪が動かない923型ドクターイエロー(新動力)
電池の腐食・液漏れの
その2)アーバンライナープラス
その3)笛コン かがやき
について今回整備しました。
アーバンライナープラスに入っていた
パナソニック製単二は、マイナス側に液漏れの結晶が多量に出ています。
笛コンかがやきのは、モノタロウ(白/赤)の単三。マイナス、プラス側ともに液漏れの結晶が多量に付着。
車輛名失念、ジョインテックス(白/緑)の単三は若干液漏れあるが、電極の腐食に影響しない程度。
写真中央はパナ製 単2のマイナス側
大事なものに使用する電池は、安さだけを売りにしている銘柄はやめて
・アルカリ電池は、日本製とか信頼性のあるもの
・充電式(ニッケル水素)のはエネループ(三洋系)←※充電式のエボルタは駄目
が安心かと思います。
…でないと忘れたころに大変なことになると思います。
(遊び終わったら電池を毎回外す、使い切ったらすぐ外す習慣があれば、特に電池には拘らなくて良いと思いますが)
テレビとかエアコン等のリモコンも長期使用の間、カバーを外して電池を時々見る
ようなことは、なかなかしないと思うので電池交換しようとカバーを開けたら
白い結晶と液が・・・電極も腐食で接触が悪い・・・というようなことに
なると大変なので信頼性のある電池が良いかと思います。
その1)
ライトが付くのに車輪が動かない923ドクターイエロー(新動力)ですが
新しい電池にしても同様なのでモーターが怪しい気がします。
6本のビス(1本はライトユニットを外した下)を外して
1箇所のツメの部分を外してギアBOX部を開きます。
分解・組立方法は以前の
https://blog.goo.ne.jp/zan06446/e/d9a303b8e8e04f55edd6d7fc6953ae26
を参照頂ければと思います。
モーター単独で通電しても動かないのでモーターが原因だと
思うので点検してみます。
モーターの後ろ部分(プラスチックの部分)のカシメ部分2箇所を起こして外します。
(旧動力の頃のモーターに比べ、カシメが起こしにくい気がします)
分割してローターのコミュテーターとブラシ部分を見ると
黒く汚れたグリスが付いていました。
(だいたい動かなくなるのはこのパターンかスイッチ等接触部の接触不良)
このグリスを取り除いて、接点グリスを塗布。
ブラシが取り外しの際か?変形しているので修正して再組み込み。
無事モーターが動くようになりました。
この劣化したグリスのせいで走行速度が遅くなったり動かなくなったケースに
よく遭遇しますのでその都度同様に対応しています。
モーターの端子を若干起こしてブスバー(名称合ってる?)と接触が良くなるように
してシャーシの分解部を組み立てて作業完了です。
ギアの異音も特にはありませんでした。
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その2)電池液漏れのアーバンライナー
分解して電極部を外して腐食を除去後、電気の接触点以外のところに
塗料(銀色)に塗りました。
電極のマイナス、プラスと接する部分は幸い腐食はありませんでした。
その後、組み込み直して作業完了です。
その3)笛コンかがやき
モノタロウの電池で白い結晶で固まっていて電池が外れにくく
電池の端(+側)をドライバーで引っ掛けて取りました。
笛コンの面倒な車輛に限って(他の新動力シャーシならマシですが)どうして
このシャーシに限って「電池の液漏れ」という感じですが、人生ってこんなもんですね。。。
金属部の腐食は幸い軽度でした。
電極を清掃、錆の処理をして動作確認すると
モータピニオンの割れっぽい異音(バリバリいう感じ)がしたので駆動部を分解することにしました。
モーターのピニオンには割れは無いようでしたし、抜ける感じもなかったので
プラスチック用シリコングリスをギヤに塗布して復旧しました。
これで音は消えましたので今回はこれで良しとします。
(モーターのピニオン打ち替えとなると、モーター端子の半田を
取らないと難しいと思います。)
以上になります。
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