早上好2010

天池針灸院による日常生活から中医学(中国伝統医学)や中国針などの情報を提供します。

春の養生

2017年02月07日 | 癒し系

前回、「春節」のお話をしましたが、

本番の春はこれからです。

2月4日の立春です!

この日から春の象徴であり、

東の風が吹き、大地が暖かくなり、

大自然中の万物を甦らせ、

一年中の生命の始まりです。

この季節は「肝系」が応じます。

(肝系とは:肝臓本体を含む、自律神経系や

ホルモン、消化酵素、造血・凝血機能の

他に厥陰肝経や少陽胆経の機能を指している)

東洋医学の「肝蔵血主疏泄」は「肝」の

(この「肝」は肝臓本体ではないです)

最大の生理機能として伝わっています。

全身の気血の流れを良くするのは

「肝」のお陰なのです

そのため、春から「肝」を大切にするのが

一年中最も重要な養生の始まりです。

「肝」を良くする養生法は日常生活中で

毎日早起きし、軽い服装で

広い庭に行ってゆっくり散歩するように」と

約2000年前の医学書『黄帝内経』

(『黄帝内経』コウテイダイケイ)

に書かれています。昔から

春には服を急激減らず、頭、足を保温」、

毎日、髪の毛をくしでよく梳く」、

食は薄味で調理し、春の野菜を食べる

という言伝えがあります。

ちなみに、春の食べ物は何があるでしょうか?

ニラ、ネギ、パクチー、落花生、えびなどがあります。

また、「肝」にいい食材や漢方薬もあります:

レバニラ炒め、えびとニラ炒め、

にんじんと牛肉の煮込み、

ジャスミンティーにハチミツを入れる等々が

あります。

皆さん、春の養生は沢山ありますが、

自分に合ったものを徐々に取り入れ、

継続するのが何より大切だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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