早上好2010

天池針灸院による日常生活から中医学(中国伝統医学)や中国針などの情報を提供します。

第3回 中国研修 ご報告 第3日目

2013年10月09日 | 研修旅行
皆様こんにちは

日曜日、中学2年になる息子の

吹奏楽部、定期演奏会で

演奏が最後になる3年生達の姿を見て

来年は息子もこんな風に

後輩たちに送り出されるのだな

と、目がウルウルだった小林です。



先週末の、元同僚の

結婚式! よかったですよぉ!!

結婚式ってやっぱり人を

幸せな気持ちにさせますねぇ。

久しぶりの結婚式でしたが

なんとも言えない

ふんわり気分でいっぱいでした。

花嫁さん。きれいだったなぁ♪


懐かしいメンバーとの再会も

とってもうれしくて

いい時間を過ごさせて頂きました!






さて、本日は研修旅行3日目の様子を

ご報告させていただきます!




2日目の朝を食べ損ねたので

今日こそは!と、早起き。

炒め野菜から、点心、

パンにライスヌードルまで

いろいろ食べに食べました。

中でもおいしかったのは

温麺です♪

塩ベースのあっさりスープに

ねぎと、干し桜海老らしきえび

ゴマとのり。

とってもシンプルな味付けながら

だしが旨い!!!

起き抜けのふにゃふにゃした体に

しみこんで、何とも言えぬ温かさでした。


そんなこんなで朝食を済ませ

ホテルを出発。

いよいよ今日は上海中医薬大学

付属病院への見学です。

私達が今回見学させて頂いたのは

「 岳陽医院 」

”医院”となっていますが

中国では総合病院の意味だそうで

それはたくさんの科のある病院です。


その中で私達が見学したのは

もちろん、針灸科。

まず私達一行は、

入院病棟へと案内されました。


えっ?!

と、驚かれた方もいらっしゃることと思います。

そうなんです。 針灸科の入院病棟が

あるんですね!

話には聞いていましたが、実際見るとなると

どんな感じなのか、興味津々です。



一部屋に2台から3台のベッド

私達が訪れたときには

脳梗塞の後遺症患者さんが

多く入院されていました。

入院患者さんの治療内容は

針治療し、リハビリを行い

低周波などによる治療も受けられる

そうです。西洋の投薬はもちろん

漢方薬の点滴も受けられるそうで

日本にはない治療メニューですよね!



初期であれば、回復する見込みも

高いということで、

私が見た患者さんの中にも

入院当初はろれつが回らず

話すこともままならなかった方が

言葉に詰まることなく

話されている様子もを目の当たりに

針灸の力を再確認いたしました。



病棟のあとは外来へ

こちらもまたたくさんの患者さんです。

来院数の多い疾患は

顔面麻痺が圧倒的!

他には

帯状庖疹

不眠症

小児麻痺

パーキンソン、、etc...

もちろん、

肩こりや腰痛の方も

多く見られます。



こちら中国では

患者さんが医者を選ぶシステムで

人気のある先生だと

一日に200人もの患者さんに

施術するそうです!!!

これにも本当に驚きました。



あちらの先生について頂きいながら

解説付きで、お一人お一人

患者さんの施術を見学していきました。

あっという間の3時間。

本当にいい刺激を頂きました。




   
   こちらの病院は上海中医薬大学の
  
   付属病院にあたります。

    
   こうやって、患者さんが

   受診する先生を

   選ぶのです!!


   
   こちらは、帯状庖疹の

   治療を受けられていらっしゃいます。

   夾脊穴(きょうせきけつ) に

   刺針し、パルス(電気針)にて

   治療しているところです。

   
お写真、南雲治療院さんから

お借りしました。





お昼は上海中医薬大学構内にある

食堂にて。

二階の客間へ通していただき

ゆっくりと食事。

でも皆さん集中して頑張ったせいか

ちょっとお疲れ気味の様子でした。



おなかも満たされパワーも回復

午後は大学構内にある針灸に

まつわる博物館を二つ見学です。



一つ目は東洋医学から見た

人体の解剖博物館。

何だか言葉だけ聞くと

ちょっと怖い気もしますが

中は私達鍼灸師にとって

興味のそそられるないようです。

人体に361穴(箇所)あるといわれる

経穴の一つ一つが

輪切りになった人体の

内臓や、筋肉にどれだけ

どんな状態で入っているのか

実際に目で見ることが出来ます!


具体的に聞いても

やっぱり怖いですか?!



私個人の感想としては

気になる穴だけを追って見ても

時間がぜんぜん足りないくらいでした。

ゆうに、一日は見ていられると思いました!!



続いて二つ目の博物館

こちらは針灸、漢方医学の

歴史が紹介され

さまざまな生薬も展示

しています。

今回は時間の都合で

ばーっと流すように

見てきましたが

ゆっくり見ようと思ったら

2~3時間はかかるでしょう。


私はこちらの博物館

これで2回目の見学になりましたが

新たな発見もあってとても

何度でも勉強になるなぁと感じて

終了となりました。


   
   人体経穴解剖博物館の前にて

   南雲治療院のメンバーと
  
   瓊せんせい、私も映っています!





今夜の食事は薬膳料理

棗や山芋、きくらげに

クコ、ゴマ、など

薬膳料理といっても

一度は口にした事のある

素材が使われていて

でも、何だか体によさそぉな

とてもおいしいお料理たち

ビールと、ワインを頂きながら

幸せな時間を一行は過ごしたのでした。



   
   おいしかったなぁ。 ワイン♪
   


これで終わりと思ってはいけません!

この後、上海に来たら見なくっちゃ!

外難(ワイタン)の夜景。


川の向こうにそれはそれはきれいな

夜景が広がっていました。

今回は前回のように

クルーズはしませんでしたが

写真、撮りまくってきましたよ!


   
   クルーザーがちょうど通って

   なおのこときれいでした☆



  

そこから大きなスーパーへ移動。

お土産を買う人

ホテルで飲むお酒を買う人

与えられた時間をフルに使って

楽しいお買い物を楽しみました。




さぁ。今夜も心地のいい疲れが。

全身を襲います。(笑)



第4日は、いよいよ北京へ飛びます。

上海の最後の夜。

ちょっとだけ寂しい気持ちを

感じながら、北京への

期待に胸膨らませて

ホテルで荷造り

明日のために、おやすみなさい。







さっ、いかがでしたか?

前回のブログを読んだ方から

「食べ歩きツアーかと思いましたよ。」

と、ご感想を頂き



えぇぇぇっ!!

何ですと???



違いますよ。

れっきとした学びのツアーです!



と、言わんばかりに

今日は勉強してきたことを

ご紹介させて頂きました!

でも、読み返すと・・・(汗)



でも、楽しい研修旅行だったよ。

と、感じ取っていただければ

きっと・・・ねっ・・・




ええと。

気を取り直しまして

次回は上海から北京へ

かわいいパンダも出てきますよ!

(やっぱりただの楽しい旅行?って

言わないでください!)

お楽しみにしていてくださいね。




長文、読んでいただき感謝です!


以上、

美容の針をしてもらって

お肌も、気分も絶好調の

小林でした。





コメントお待ちしております。

天池針灸・整骨院

メール tenchi.amj☆gmail.com  (☆を@に変えてメールして下さい。)

電話  011-865-8322

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