生活習慣により色々な体の不調に悩まされている私たち現代人の大敵―生活習慣病。
代表的なものは糖尿病、高血圧、心脳血管疾患、肥満、骨粗鬆症、痛風、がん等言い切れない位の病名があります。それらは複雑で完治できなく、緩和し難いものが多いです。
患者としてとてもつらいですが先生達にとって非常に頭が痛くて、難問だらけです。
対症療法は沢山ありますが、根本的な改善方法はありません。
最後に先生達が患者に対して唯一言えるのが「禁煙、減肥、運動、低塩、低カロリー等の生活習慣を改善しなさい」と締めてしまう。やはり対症改善になってしまいます。
実際、誰でも自己流の生活習慣があります。生活している環境に染められ、親から代々伝わって、また次世代へ伝播していきます。良い習慣があれば、良くない習慣もあります。問題は自分達の生活習慣がどれが正しいのか、どれが間違いなのか、どれが病気に導いていたのか、どれが健康を守ってくれたのかをよく分かりません。自分がいいと思っても、他人に指摘されたり、色々な健康法を勧められたり、色々な健康食品を買わされたりします。迷い、疑問を持ちながら、結局継続できない。「効果がありますか」とお尋ねすると、答えは????
私たちの生活状態を見てみましょう:
・徹夜を頻繁にして、朝方から就寝してお昼まで寝ている(体内時計が狂っている)
・一日三食を守らないで極端なダイエットをする、又は暴飲暴食をする(消化のリズムが障害になる)
・冬は暖房で夏は冷房で一年中冷たい物を摂り続ける(冷え症、代謝障害、自律神経失調)
・一年中同じ野菜と果物を食べ続ける、地元の物を満足できず、全く気候風土と異なる食べ物を摂る
(食物の四気五味の役割が崩れる)
・食事で取れる栄養素は多いにも関らず、健康食品やサプリメントなどを取り入れる(無駄)
・有機栽培や無農薬を求めながら、病院から大量の薬を飲み続ける(もっと危ない!)
・低脂肪牛乳を飲みながら、ケーキバイキングやチョコレートを頻繁に食べる(何を求めてるの?)
・毎日車じゃないと生活できないのに、時々2~3時間をかけてジムに通う(関節痛が増える)
・おふくろの料理が美味しいのを分かっているけど、記憶から遠ざかる(日本伝統の文化を忘れる)
・植物や動物さえ冬眠を守っているのに、人間だけ一年中エネルギーを燃やし続ける(免疫力低下)
全ての人がこうした矛盾な生活をしている訳ではないのですが、少なくても気が付かないで1つか2つしていませんか?その結果として慢性疲労、冷え、不眠、多発性筋痛、関節痛、神経痛、便秘、肥満、むくみ、頭痛、めまい、生理痛、生理不順痛等が表れているかもしれません。
生活習慣を簡単に改善できますか?できないことではないのですが大変難しいと思います。その個々の事を改善するよりは私たちの生活習慣の原点に戻って、見直したらいかがでしょうかそれこそ体質改善、「治未病」の原点だと思います。
1.順従自然(自然に従い、自然と共存する。反すると健康を壊す、病人になる)
2.医食同源(三食で体を守り、健康を維持する。食べ物で養生と予防の二本柱が大事)
3.生命在於運動(健康に大切なのは運動ですが、自分の体と相談しながら適度な運動をする)
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