まず、
石原氏が最後の「長い後書き」に書いている文を読んでください。
『いずれにせよ、田中角栄という未曽有の天才をアメリカという
年来の支配者の策謀で失ってしまったのだ。
歴史への回顧に、もしもという言葉は禁句だとしても、無慈悲に奪われてしまった
田中角栄という天才の人生は、この国にとって、実は掛け替えのないもの
だったということを改めて知ることは、決して意味のないことばかりでは
ありはしまい。』
同じ時代に生きた
角栄と慎太郎!!!
青嵐会に所属していた石原慎太郎は田中角栄の政治資金を
追及する立場にいたため政治家として、相容れることが出来なかったのですね。
本の内容でありますが、
2016年1月第1刷発行されています。
上梓された当時のベストセラーにもなつていますね。
第一人称形式で、話は進みます。
文体は、実に角栄節のきいた、だみ声の文章・文体であります。
1918(大正7年)年5月4日生まれ。
1993年(平成5年12月16日) 永眠。
小学校しか出ていない氏を当時は「今太閤」と称し、「ブルドーザー」とも
うたっていましたね。
21歳で応召、満州で兵役についています。
そして、23歳で肺炎のため帰還して、治癒と共に除隊しています。
その後に、東京・飯田橋で田中建築事務所を開設してもいるのですね。
23歳での起業です。
頭の回転も速く、
実行力がまた前述のようにブルドーザー。
一人称で書かれていますが、石原氏が角さんに成り代わって、
言いたかったことを、沢山述べていると思います。
読んでいて、かの角さん節が聞こえそうです。
本当に、悔しかったと思います。
今生きていたら、武漢ウイルスに世界中が困っている現状を見たら
彼はどんな動きをしているのだろうか。
今の日本をどのように見ているのか?
彼によって、「日中国交正常化」がはじまり、今になっていますが
今の中国の動きについてどう思うだろうか。
生きていたら、聞きたいことがいっぱいです。
彼の生涯で、避けて通れないのが「ロッキード」事件のことです。
その当時から、いろいろ取りざたされ、
本に出てくる「コーチャン」「ピーナッツ」こんな言葉が
毎日のように新聞紙上を騒がしました。
当時、私なんぞは、会話の中でピーナッツ1個でもあればいいね。
一つくださいよーー
なんて、話していましたが、振り返りますと
恥ずかしい限りであります。
でも、残念ながら、有罪判決を受けてしまうのですね。
当時から、アメリカの罠に落ちた感がありました。
石原慎太郎が述べているように
日本にとって、惜しい人物をなくしたものです。
一つ付け加えるならば
政治家のどろどろした権力争いの汚さも垣間見えました。
そして、改めて彼の偉大さが知ることができました。
以上です。
※ 一口メモ ※
< 名 言 >
『勝ちに 不思議な 勝ちあり
負けに 不思議な 負けなし』
第9代 肥前 平戸藩主 松浦静山 (剣術書 「剣談」より)
さて、---閑題ーーーーです。
今日の漢字は、4文字熟語の問題です。
次の漢字を〇の中に当てはめて完成してください。
一文字は同じ熟語に入ります。 一文字余ります。
例ーーー有〇無〇ーー 答え 「名」
「傾」 「再」 「息」 「切」 「相」 「愛」 「自」 「暴」 「象」 「共」 「千」
① 〇由〇在 ② 〇三〇四 ③ 〇存〇栄 ➃ 青〇吐〇 ⑤ 有〇無〇
⑥ 〇飲〇食 ⑦ 一〇合〇 ⑧ 海〇山〇 ⑨ 〇城〇国 ⑩ 〇思〇愛
簡単な問題でしたねーーー
次は、一昨日のブログ「もうすぐお盆 !!」の漢字の読み方です。
① 提灯ーーちょうちん ② 法被ーーはっぴ ③ 布施ーーふせ
④ 鬼灯ーーほおずき ⑤ 煩悩ーーぼんのう
以上です。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた!!!