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我が家の近くに池がある。小さくて、また、水が濁って汚い池。そんな池にも生き物はいる。鯉と亀です。秋には鴨が飛来してくれる

「大和魂のゆくえ」を読んで  (その1)

2020-08-22 16:56:28 | つぶやき
今の私達は、「大和魂」という言葉はーー
  言うことも、聴くことも、また、目にすることも
  ほとんど「無」に等しいと思います。

でも、、恐らく大東亜戦争以前、あるいは戦中はしばしば
 取り上げられ、語られ、そして、眼にし、聴くことも
 よくあったでしょう。

私は、この書籍を借りるにあたり、まず「大和魂」とは何なのか
を確認するために借り受けました。

三省堂書店の国語辞典では、次のようにいとも簡単に
 説明されています。
  【わが民族固有の精神】と説明です。

 その他の辞典を調べますと
角川実用辞典では
  【日本人特有の精神・大和心・和魂】と説明されています。

もう一冊の辞書には「大和魂」の項目は載っていませんでした。
 
一応、日常的には、これで話もできますし、意味も分かります。
でも、わたしは
  過去に何回も書いてきました「新渡戸稲造の武士道精神」が
心の中にあり、辞書の説明では少し納得できない思いです。

 この大和魂にはもっと深い意味はないのだろうか?
 実は、広辞苑で「日本民族固有の精神、勇猛果敢で潔いのが特性
  とされる。」と載っていますが、意味として
 第1番目に載っているのが次のように説明があります。
 「漢才(かんざい・からざえ)即ち、学問(漢学)上の知識に対して
  実生活上の知恵・才能。和魂」
  と、説明されているのですね。
 今の日本では、この説明よりも、「日本民族固有の精神ーーーー」の
 方が受け入れられているようです。

この本「大和魂のゆくえ」は
 著者 島田裕巳氏
 有名な宗教学者であります。

私は、「神の國」といわれる日本人の「魂」や「精神」について
述べられると同時に、その精神性の中に過去何回も触れてきた
前述の「武士道精神」にも触れらているはずと思い手に取りました。

次いで、横道に逸れますが、
 この「武士道」について触れておきたいと思います。
著書「武士道」の原題は 英語で
  ”Bushido :The soul of  japan"   であります。
 1899年刊行され、すでに120年ほど経っています。
 新渡戸稲造は、「独立せる倫理の掟としては、消ゆるかもしれない」と
 述べています。

正直、現代の日本においては「風前の灯火」ともなっております。
教育現場では「道徳教育」という名の下で授業が行われていますが
実態として、その効果が現れているとは、とても思いません。

本書で島田氏は「はじめに」でこう述べています。

『日本人の精神、日本人の魂はこれからどこに向かっていくのだろうか
 大和魂のゆくえを確かめることが、この本の課題である。』
 と、述べています。

私は、日本精神の復活として、前述のように何回も「武士道精神」を
過去のブログに書いてきました。----


今日は、この辺で終わります。
 続きはまた、後日に書きたいと思います。

  ※ 一口メモ ※
    < 名 言 >
     【キュウリを植えたら、キュウリ以外のものを期待しては
       いけません。
         植えたものしか収穫できないものです。】
            二宮尊徳(金次郎)
     
  次は、一昨日の一文字漢字の読み方です
 ① 軛ーーくびき ② 梃ーーてこ ③ 槐ーーえんじゅ
 ➃ 衾ーーふすま ⑤ 襟ーーえり ⑥ 絣ーーかすり
 ⑦ 轡ーーくつわ ⑧ 鐙ーーあぶみ ⑨ 箍ーーたが ⑩ 櫟ーくぬぎ
以上でした。

お読みいただきありがとうございました。
ではまた。!!!