カモさんありがとう

我が家の近くに池がある。小さくて、また、水が濁って汚い池。そんな池にも生き物はいる。鯉と亀です。秋には鴨が飛来してくれる

「看守の流儀」を 読んで!!

2020-10-23 16:44:07 | つぶやき
久しぶりに、硬い本から外れてミステリー的な本を読みました。

構成力とでもいうのでしょうか?
構想力とでもいうのでしょうか? 

作家は 城山真一 という人です。
この作家の本は初めて読みました。

物語は、金沢刑務所の刑務官と受刑者たちの物語であります。

5つ収録されています。
① 仮出所した模範囚が厚生施設から姿を消すーーー「ヨンピン」
② 刑務所が印刷を請け負う大学入試試験問題の漏洩ーー「Gとれ」
③ 受刑者の健康診断記録とレントゲンフイルムが消失ーー「レッドゾーン」
➃ 余命三か月の受刑者の刑執行停止に奔走する刑務官ーー「ガラ受け」

そして最後に
⑤満期出所した放火犯の復讐を捉えるーー「お礼参り」

 作者はまだ新人ともいえる 城山真一 であります。

犯罪ドラマとは言え、その筋書きのうまさに思わず引き込まされました。
刑務所の中のことは、市井の人間にとっては別世界のことだけに
 想像できないことばかり。
横道にそれますが、私の父は拘置所に努めていました。
生前は、その厳しさをおくびにも出したことはありませんでした。
その父も亡くなって50年以上もたちます。
読みながら、父のことを思い出さずにはおれませんでした。

テレビや映画でのシーンは皆刑務所関係が多いように思います。

読み始めて、すぐ①の主人公の宗片の人間性に触れることができる。
仕事とはいえ一人の人間として囚人と向き合う。
 そして、善と悪のはざまに立ちつくす。
看守という責任を背負って、受刑者を守る。
看守という職業の前に一人の人間として琴線に触れることが
いかほどに 人間らしいか つくづく思う。

 年を取ると ここまで打ちますと  疲れました。
是非読まれること請け合いです。
続きは、またーーーー
今日は、ここまでとします。

  ※ 一口メモ ※
   『鉄が使用せずして錆び 水がくさり また寒中に凍るように
      才能も用いずしては損なわれる』
      (レオナルド ダヴィンチ)

さて、---閑題ーーーーです。
今日は、次のひらかなを漢字に直してください。

 1.「さいせい」
① この廃物に手を加え「さいせい」してください。
② 「さいせい」救民に手を貸してください。
 2.「かんがい」
① 霜が降りる「かんがい」のため作物が不良です。
② 田畑を「かんがい」しました。
 3.「かくちょう」
① 「かくちょう」工事が終わり広々としました。
② 「かくちょう」高い作品ですね。
以上です。
次は、一昨日のブログ「ヒトリ・カラオケ」の漢字の読み方です。
① 櫨ーはぜ ② 蝮ーまむし ③ 錆ーさび ➃ 錨ーいかり
⑤ 舳ーへさき ⑥ 樒ーしきみ ⑦ 黍ーきび ⑧ 幣ーぬさ
⑨ 裄ーゆき ⑩ 俤ーおもかげ
以上でした。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた。!!
コメント
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