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我が家の近くに池がある。小さくて、また、水が濁って汚い池。そんな池にも生き物はいる。鯉と亀です。秋には鴨が飛来してくれる

明治の50冊 !!!

2018-05-11 12:02:28 | 趣味
昨年12月14日の産経新聞に「明治の50冊」というのが掲載された。

今年は、明治150年。

明治時代に発表された作品の中から50冊を選び今年に順次紹介されている。

激動の時代を生きた明治人の知恵に学ぶことは、今の時代に生きる自分たちにとっても参考なると思います。

この50冊でのうち自分は何冊読んだであろうか?

数えてみた、実に少ない。 11冊しかなかった。

下記に書いてきますのでお読みいただいたかたがたも参考にしていただければ幸いです。

選者は、産経新聞の文化部記者と産経新聞の読者のアンケートにより選ばれたようです。

日本近代思想史が専門の先崎彰容日大教授に見ていただき、若干の修正を加えてリストを作成された、と説明があります。

先崎先生は

「明治前期は植民地化の危機感を背景に、国家を問題とした作品が多い。日露戦争後、その緊張感が薄れると、関心は個人の位置側に

向けられるようになり、同時に社会に対する違和感も芽生えてくる。

そして明治末期に起きた大逆事件は社会不安を醸成し、国家社会主義に関心を寄せられるようになる。つまり『公⇒私⇒公』と

いうサイクルが見て取れる」と先崎教授は述べておられます。

それでは、下記に書いていきます。


明治の50冊リスト

中村正直  西国立志編     4
福沢諭吉  学問のすすめ    5
福沢諭吉  文明論之概略    8
文部省編  小学唱歌集     14
三遊亭圓朝 怪談牡丹灯籠    17
坪内逍遥  小説神髄      18
中江兆民  三酔人経綸問答   20
二葉亭四迷 浮雲        20
大槻文彦  言海        22
北村透谷  楚因之詩      22
森鴎外   舞姫        23
西郷隆盛  南洲翁遺訓     23
三宅雪嶺  「真善美日本人」     2冊で1冊                                                 「偽悪醜日本人」  24

幸田露伴  五重塔       24
松原岩五郎 最暗黒の東京    26
徳富蘇峰  吉田松陰      26
志賀重昂  日本風景論     27
内村鑑三  代表的日本人    27
巖谷小波  日本昔噺      27 
内村鑑三  余は如何にして基督教徒となりし乎  28
樋口一葉  たけくらべ     28
島崎藤村  若菜集       30
国木田独歩 武蔵野       31
勝海舟   氷川清話      31
正岡子規  歌よみに与ふる書  31
福沢諭吉  福翁自伝      32
横山源之助 日本之下層社会   32
泉鏡花   高野聖       33
新渡戸稲造 武士道       33
幸徳秋水  廿世紀之怪物帝国主義34
与謝野晶子 みだれ髪      34
正岡子規  病牀六尺      35
村井弦斎  食道楽       36
小泉八雲  怪談        37
上田敏   海潮音       38
北沢楽天  東京パック     38~ -- 画家で「東京パック」は彼が活躍した風刺漫画雑誌
夏目漱石  吾輩は猫である   38
夏目漱石  坊ちゃん      39
岡倉天心  茶の本       39
島崎藤村  破戒        39
田山花袋  蒲団        40
夏目漱石  三四郎       41
北原白秋  邪宗門       42

※ 数字は刊行または発表年です。

なお、産経新聞では月に二、三回 最初の中村正直の「西国立志伝」から順次本の内容を紹介しています。

本が出版された、世相の背景や著者の書かれた立場や思想そして本の内容などを解説されています。

私も、少しずつですが、読み始めました。

明治維新から、新しい日本の始まりの世の中の移り変わりが、この本を通して少しは分かるのではないでしょうか。

さて、---閑題----です。

5月8日の漢字の読み方です。

① 積乱雲ーーせきらんうん ② 春は曙ーーはるはあけぼの ③ 茜雲ーーあかねぐも ④ 五月雨ーーさみだれ ⑤ 霰ーーあられ 

⑥ 陽炎ーーかげろう  ⑦ 梅雨入りーーつゆいり

易しかったですね。

 では今日の漢字です。 今日は上記の本の題名全て読めましたでしょうか?

見たこともなない漢字がありますね。そこで、改めて書いてみます。

① 怪談牡丹灯籠 ② 三酔人経綸問答 ③ 楚囚之詩 ④ 日本昔噺 ⑤ 高野聖 ⑥ 病牀六尺 ⑦ 蒲団 ⑧ 一握の砂

以上です。

お読みいただきありがとうございました。

ではまた!!!

 


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