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台湾元総統 李登輝氏 死去 !! (その2)

2020-08-02 20:13:47 | つぶやき

外国の要人が亡くなり自分の胸にずしりと重いものを
感じたことはありませんでした。

日本と台湾の関係では、必ずと言ってもいいほど
李登輝氏が出てきます。
氏の経歴には、「22歳まで自分は日本人であった」と、
日本統治時代の台湾で生まれ、高校生活で新渡戸稲造の
「武士道」を何回も何回も読みこんだそうです。
その武士道精神は、今の私たち日本人以上に日本人といえそうでした。
氏が高校生の頃には、翻訳本が出ていましたが原版を読んだのでしょうか。
この本は、元々は英語で書かれた外国人向けに出版された本であります。
英語版は、ルーズベルト大統領やケネディ大統領などは、
大変、素晴らしい本だということで親族知人他にプレゼントした。
と、伝えられています。

近現代では、日本の経営理念等に取り入れられてもいます。
そのように素晴らしい日本を、こよなく愛していただいた氏の
死を改めて、日本の損失としてとらえられるのではないかと思います。

氏と関わりあった、日本人はたくさんおられるでしょう。
そんな中の一人、JR東海名誉会長の葛西啓之氏は、
次のように述べられています。
『李登輝氏は命がけで台湾の民主性を引っ張ってきた人。
 台湾の政治家の中で突出した巨人だ』
そして、こうも述べられてもいます。
 『教養人で、強い意志を持ったリーダーという強い印象を受けた
 こういう立派な人が台湾にいるのだなと強く感じた』
と述べられてもいます。
 
昨日にも触れましたが、「李登輝秘録」では、
今の日本を外から眺めると
 『昔の日本はよかった。 芯が通っていた。』
と、言われています。
―――日本が 教訓とすべき 姿勢ではないでしょうか。---

日本と普遍的価値観を共有しているのも氏のおかげでありましょう。
過日発表されました「防衛白書」には、台湾のことが抜け落ちているのでは
ないでしょうか。
 今の中国との関係において、台湾と日本は共同歩調を
 とっていく相手であると思います。

最後に李登輝氏の言葉としてーーーだから
  『僕はね、戦後の日本人が失ってしまった純粋な日本精神を、
今も持ち合わせているんだ。
  だから、政治の苦難も乗り越えられた』

 日本人にとって、なんともはづかしいと思いませんかーーー
  今を生きる日本人ーー日本精神を、今一度見直す必要がありそうですね。

 ※ 一口メモ ※
  日本精神の神髄の手本とできるーーー
  < 名 言 >
   『命もいらず、名もいらず、官位もいらず、金もいらぬという人は
     始末に困る。
    だが、この始末に困る人でなくては、大事はできない。
   
   なぜならば、こういう人は、ただ単に無欲というのではなく
   日々、道を行っているからだ。
    正しい道歩き続けているから自信があって、
     何もいらないというのである。』    ( 西郷隆盛 )

  この言葉は、勝海舟の使いとして、西郷隆盛と江戸城明け渡しの
  交渉役を務めた「山岡鉄舟」のことをさして西郷が述べているのであります。
  
  この言葉は、山岡のことを差していますが、
  李登輝氏の語られた日本精神のことをよく表しているのではないでしょうか。
 そして、李登輝氏の心が日本精神そのものと思わずにおられません。
    
  次は、昨日のブログの漢字の読み方です。
 ① 荼毘ーーだび ② 三途の川ーーさんずのかわ ③ 黄泉ーーよみ
 ➃ 棺桶ーーかんおけ ⑤ 冥途ーーめいど ⑥ 亡骸ーーなきがら
 ⑦ 儚いーーはかない ⑧ 慟哭ーーどうこく ⑨ 哀悼ーーあいとうう    ⑩ 弔霊ーーちょうれい 

 以上でした。
お読みいただきありがとうございました。
では、また!!!
 


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