情けないことに、あれだけ張り切って毎日書くみたいな意気込みを見せながらも、ここ一週間というものぜじろぐ記事が一向に書けず、穴があったら地底深く潜りたいスーパーダメダメ店主ですが、いよいよ寒くなりゆく今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は遅ればせながら懺悔とともにこのCDを紹介するとしましょう。
マウリシオ・ペソアというシンガーソングライター。このエレンコっぽいというか昔のセルメンっぽいというか、そんな懐古調のジャケットが目を引きますが、中身はそれ以上のポテンシャルを秘めたスーパーマシン。いやマシンじゃないんですが、まるで見た目はほとんどクラシックカーの如きロータス・ヨーロッパなんだけど、実はバリバリのV6カリオカエンジンを搭載した(そんなのねえっつうの)バケモノみたいなクルマの如き作品です。さっぱりワケわかりませんね。よろしい。それでは具体的にアーティスト名を挙げて公式化してみましょう。こうです!
マウリシオ・ペソア=(シコ・ブアルキ+男ホベルタ・サー+60年代オーセンティックボサノヴァ)÷3
これでどないでっしゃろ!?
シコ・ブアルキがお好きな方良し。時折マジでシコ様かと思う時があるほどです。
ホベルタちんの実質ファーストアルバム「ブラゼイロ」がお好きな方なお良し。真剣に「ブラゼイロ」を彷彿とさせる作風になっております。
それからフツーにボサノヴァ大好きな方も無条件降伏。
そんなアルバムです。
バックにはホベルタちんの「ブラゼイロ」で良い仕事をしていたホドリーゴ・カンペーロがここでも親指グッ級のナイスなヴィオラゥンを展開、冒頭のドラムはウィルソン・ダス・ネヴィス、ベースはゼカ・アスンサゥンが鉄壁の全面サポート、アルマンド・マルサウ(パーカッション)やマルコス・ニムリキテル(ピアノ&アコーディオン)の参加曲も多く、3曲目では実際にホベルタちんもゲスト参加(これがもうたまらんのです・・・)とあれば何をか言わんやでありましょう。ただ流しているだけでOK、世はすべて事もなし、誠に結構な1枚であります。
・・・と偉そうに書くワリにはこれもう2ヶ月くらい前には日本上陸してたンですよね。しかも最近になって仕入れるという、チェック不足もはなはだしいワタシ。サンバタウンのアンテナも少し錆び付いてしまったようです。反省。というわけで案の定少量しか入手できませんでした。早い者勝ちということで今回もどうかご容赦あれ。
再入荷が待たれるところですが、出所がMP,Bレーベルですし、インパートメントさんかNRTさん、この際ぜひ国内盤リリースのご検討をよろしくお願い致します!いや絶対売れますって、コレ!!