昨秋、年始、そして今回と、通常ではありえない入荷間隔でDi Giorgio(ディ・ジョルジオ)のギターをまた調達することになりました。前回初めて入荷したAuthor-3が一部のDi Giorgioファン(ていうかほとんど皆さんマニアに近い)から絶大な支持をいただき、再度のラヴコールを受けてのオーダーとなります。ありがとうございます。このAuthor-3、店主も少し試奏しましたが、はっきり言って惚れました。「ボサノヴァギター」という名においてはかなりの逸品と断言して良さそうです。今回は全部で4アイテム、合計8台限定入荷となります。それでは順にご紹介をば。
1.Tárrega(タレガ or タヘガ)・・・言わずと知れたジョアン・ジルベルト愛器のレプリカモデル。
独特のもわーんとしたアンビエントなサウンドはボサノヴァファン垂涎の的。
相変わらず根強い人気を誇っております。
ちなみにこれ、どういうわけか我が兄貴レニーニの愛器でもあるとのこと。
確かにそう言われてみれば「Olho de peixe」のギターの音はそれっぽいような・・・。
(レニーニは当時Del VeccioのDinâmicoという名のギターも所有していましたが、さて?)
そんなカルトな情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらどうか是が非でも
ご一報下さい。
ボディ:ハカランダ合板(側底板)&カナディアンスプルース単板(表板)
価格:158,000円(税込、送料別) ※純正ハードケース付属 <完売しました>
2.Author-3(アウトール・トレス)・・・かつてあのトム・ジョビン、そしてバーデン・パウエルが
愛用していた機種(当時はAutorと表記)の名を受け継ぐヴィオラゥン。サウンドホールの
形状とリゾネイター、そしてヘッドに彫りが入っていないことを除けば、基本スペックは
Tárregaと同じながらも程よく抜けの良い音、そして独特のスウィング感はボサノヴァ奏法と
抜群の相性を誇ります。ジョアン弾いて良し、バーデン弾いてなお良し。
昔ながらのDi Giorgioサウンドを補正し、しっかりとした音に仕上げた感じです。
オールドファンもぞっこんの名器を是非お試し下さい。
ボディ:ハカランダ合板(側底板)&カナディアンスプルース単板(表板)
価格:126,400円(税込、送料別) ※純正ハードケース付属 <完売しました>
3.TalentⅡ(タレントⅡ)・・・今回大反響を呼んだAuthor-3のエレアコ版。仕様はPU装着と
カッタウェイデザインであること、それにボディ厚がアコースティックモデル(103mm)に
比べ73mmとなっており、それ以外は基本的にAuthor-3と同じです。
今回はテスト入荷につき、特別にPUなしのAuthor-3と同価格でご提供させていただきます。
ボディ:ハカランダ合板(側底板)&カナディアンスプルース単板(表板)
コントロールパネルPU装着(3バンド+プレゼンス調整)
価格:126,400円(税込、送料別) ※純正ハードケース付属 <1台限り>
4.TalentⅢ(タレントⅢ)・・・果たして神への冒涜か?!なんとあのTárregaのエレアコ版が
ラインナップに名を連ねております。仕様はPU装着とカッタウェイデザインであること、
それにボディ厚がアコースティックモデル(103mm)に比べ73mmとなっており、それ以外は
基本的にTárregaと同じです。同じですけど・・・ねえ(笑)。ジョアン教徒の皆さんが
こいつを好きになってくれるとは到底思えませんが、オーバルサウンドホールのルックスで
勝負したい方や、ガリンガリンなエレアコの音が嫌いで、もう少し柔らかく鳴ってくれる
ギターをお探しの方に、或いはひょっとして向いているのかもしれません。店主、まだ見た
ことも試したこともないのであまり迂闊なことは申し上げられませんが、到着してから
いろいろと分析してみたいと思います。
今回はテスト入荷につき、特別にPUなしのTárregaと同価格でご提供させていただきます。
ボディ:ハカランダ合板(側底板)&カナディアンスプルース単板(表板)
コントロールパネルPU装着(3バンド+プレゼンス調整)
価格:158,000円(税込、送料別) ※純正ハードケース付属 <1台限り>
これらは順調に進めば3月下旬に入荷予定ですが、事前のご予約も承ります。また代金を前納いただけるお客様には優待割引で5%OFFとさせていただきます(ご予約締切りは3/12です)。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
また前回入荷したMaster、Clássico 38TMはそれぞれ在庫が1台残っております(追記:Masterは完売しました)。若干難ありな部分がございますが、気にならない方はまったく平気というレベルのものです。通常価格より10%ディスカウントしておりますのでこちらも併せて是非ご検討下さいませ。但し毎回申し上げておりますように、仕上げ等の品質におきましては「ブラジル的にはグー、日本的にはダメダメ」な感じですので、細部に神経質な方はご遠慮いただくか予めその点ご承知置き下さい。