CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-051「ドント・イット」(アイルランド・イギリス)

2018年02月20日 01時35分15秒 | アイルランド映画
キミを汚さず、自分の意識を高めた
 息子を殺され、悲しみに暮れるソフィアは、黒魔術による犯人たちへの復讐を企てていた。そんなある日、オカルト信仰者のソロモンを雇ったソフィアは、禁断の儀式を行うためウェールズの田舎の家を借り、彼を連れていく。
 だが、拷問のような儀式は半年間にもおよび、もし失敗すれば何者かに魂を奪われるという大変危険な賭けだった。(「KINENOTE」より)


 田舎の一軒家を借りた女性、ソフィアが、ソロモンという男性を招き、何かを依頼する。

 それは何かを呼び起こすような禁断の儀式らしきもの。

 最初は断るソロモンであるが、ソフィアの目的が、7歳で死んだ一人息子と話したいということを知り、儀式を行うことにする。

 その儀式は家を閉鎖し、幾つかの部屋で行うものであるが、すぐに効果が表れるものでもないよう。

 更にソフィアに対して、拷問まがいの苦痛を与えるものでもある。

 果たして、ソロモンは本当に禁断の儀式を行っているのか、疑わしくなる。

 ソフィアもそれは感じており、時折ソロモンに対し、怒りを爆発させる。

 ソロモン曰く、犬が吠えたり、鳥が窓にぶつかって来るのは、兆候の表れだと言うが、そこからなかなかことは進展しない。

 ハッキリとはしなかったが、この儀式は半年ぐらい続いたようである。

 その間、二人は家から出ず、延々と儀式を行っていた模様。

 死んだ息子の声が聞こえてきたりするが、果たしてそれが現実なのか、夢なのか。


 クライマックスに近づき、事件が発生し、その後予想だにしなかったことが起こる。

 大きな音や突然の登場で驚かせるようなところはなく、じわじわそれらしき恐怖を味わわせるような雰囲気は良かったな。

 しかし、結末は正直判りづらいものがあったな。

 冒頭で、「旧約聖書」の「詩篇」の一節が出てくるので、やっぱり宗教に関わる要素があったのかな。


 ちょっとスローなテンポで、退屈と紙一重ではあったが、先が気になる展開とじわりと来る恐怖が印象深いホラーだった。

/5

監督:リアム・ギャビン
出演:キャサリン・ウォーカー、スティーヴ・オーラム
    マーク・ヒューバーマン、シーラ・モロニー、スーザン・ラフナン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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