CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-028「海底軍艦」(日本)

2025年01月31日 00時20分09秒 | 日本映画

先生、万引きしたんですか

 広告写真家旗中と助手の西部がモデルと狙っている美人がいた。光国海運専務楠見の秘書で神宮司真琴だ。

 或る夜、旗中が楠見と真琴の車をつけていた時、不思議な事が起った。楠見と真琴がムウ帝国工作隊員と名乗る男に、誘拐されようとしたのだ。旗中の活躍で奇怪な男は海に消えていった。

 ムウ帝国とは、約一万二千年前、太平洋の真中で繁栄を誇った大陸だが、それが一夜にして大地震のため海底に沈んだと言われていた。楠見専務は元日本海軍技術少将、そして真琴は敗戦の夜、行方不明となった潜水艦長神宮司大佐の忘れ形見だという。

 この事件の裏には何かありそうだった。(「作品資料」より)

 

 「妖星ゴラス」と同じく本多猪四郎が監督、特撮には円谷英二があたったSF特撮作品。

 1963年製作、公開であるが、もちろん未見。

 〝午前十時の映画祭14〟の1本としてリバイバル公開され、そちらを鑑賞。

 海底よりムウ帝国が襲ってくる。

 地上に戻り、世界を植民地化し、かつての栄光を取り戻そうと目論む。

 彼らは旧日本軍が極秘裏に開発したという軍艦と、戦時中に行方をくらました神宮寺大佐の行方を追っているよう。

 タイトルの「海底軍艦」はムウ帝国側ではなく、日本で秘密裏に開発されたと言われていり軍艦のことだったんだな。

 死んだと思われた神宮寺大佐が実は生きていて、秘密裏に海底軍艦である轟天号を開発していた。

 世界を救うため、旧少将が神宮寺大佐の元へ赴くが、同行者の半分近くがマスコミ関係というのもおかしな話ではある。

 軍艦やらムウ帝国の基地、もちろん攻撃シーンなど、特撮がふんだんに使われている。

 轟天号は軍艦といえど、空を飛ぶことも出来るというもの。

 よく孤島でそんなものが開発できたな。

 技術者らしき者たちの姿は見えなかったが。

 今から見れば、やはり突っ込みどころのある作品ではあるが、SF特撮として面白い1本だった。

 やっぱり怪獣もどきも登場するんだな。

/5

監督:本多猪四郎

出演:高島忠夫、藤山陽子、藤木悠、佐原健二、小泉博、田崎潤、小林哲子、上原謙、平田昭彦

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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