CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-056「マスカレード・ホテル」(日本)

2019年02月28日 01時29分21秒 | 日本映画
犯罪を未然に防ぐことが最大のサービスです
 都内で不可解な3つの連続殺人事件が発生し、現場に残された暗号から次の犯行場所としてホテル・コルテシア東京が浮かび上がってくる。しかし犯人への手がかりは一切なく、警察はコルテシア東京での潜入捜査を決断、エリート刑事の新田浩介がホテルのフロントクラークを務めることに。
 そこで優秀な女性フロントクラークの山岸尚美が新田の教育係として就くが、そんな2人の前には“仮面”で素性を隠した怪しげな宿泊客が次から次へとやって来る。
 犯人逮捕のことしか頭にない新田と、あくまで“お客様第一”の尚美は、ことあるごとに衝突を繰り返してしまうのだったが。(「allcinema」より)


 連続殺人の次の犯行予告の場所として浮かび上がってきたホテル・コルテシア東京。

 潜入捜査を決断した警察は、エリート刑事の新田をホテルのフロントクラークとして潜入させるが、犯人逮捕を第一とする新田と、彼の教育係として就いた女性フロントクラーク、山岸尚美は都度衝突する。

 そんな中、ホテルには何かしら曰くありげな人物が何人も訪れ、新田は疑いの目を向ける。


 連続殺人犯の犯行を食い止め、犯人逮捕を目指す話ではあるが、その間様々な人間がホテルを訪れ、それぞれホテルを訪れた理由、その想いを描いていく。

 直接的には事件に関係していないエピソードが綴られ、人間模様を描いた、ちょっとしたオムニバスとなっている感じ。

 それぞれ事情を抱える客に対し、疑いの目を向ける新田と、信じる尚美。

 ホテルという、ある意味現実とは少し離れた空間の中で、繰り広げられる人間模様と事件。

 全編ほとんどホテル内で話は展開されている。

 そんな人々が訪れる度に、刑事としてのプライドを持つ新田と、ホテルのスタッフとしてのプライドを持つ山岸は衝突するが、やがてそれぞれ相手の仕事に対するプロ意識をリスペクトし合うようになる。


 合間に合間に事件の顛末が描かれる展開。

 そしてその事件は驚きの真相を呈する。

 やや複雑な感じを受けて、判り辛い真相かなと思わせたが、ちゃんと伏線張っているところは面白かった。


 新田を演じた木村拓哉。随所にキムタクらしさが出ていたが、今まで程気になる感じではなく、問題無かったかな。

 明石家さんまが、エキストラとして出ているということで、そちらも気になったが、登場は最後の方だったな。
 知っていなければ判らないぐらいの登場シーンではあったが。


 原作が「容疑者Xの献身」「祈りの幕が下りる時」の東野圭吾ということで、ストーリー展開は鉄板で、惹き込まれる。

 その原作はシリーズとなっているらしいので、映画の方も続編考えられるかも。

/5

監督:鈴木雅之
出演:木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、梶原善、泉澤祐希、東根作寿英、石川恋
   濱田岳、前田敦子、笹野高史、高嶋政宏、菜々緒、生瀬勝久、宇梶剛士
   橋本マナミ、田口浩正、勝地涼、松たか子、鶴見辰吾、篠井英介、石橋凌、渡部篤郎
於:TOHOシネマズ新宿

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