CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-060「ゴールデン・ジョブ」(香港)

2020年02月15日 23時17分55秒 | 香港映画
友は忠告し、善に導くもの
 兄弟同然に育ったシウォン、フォサン、ビル、タンディン、マウスの5人。
 ある時、ビルの発案で貧しい子どもたちを助けるために高額の新薬を強奪する計画を立てる。しかし襲撃した輸送車には金塊が積まれていた。
 それは、4人を裏切ったビルが仕組んだ罠だったのだが。(「allcinema」より)


 それぞれ両親もおらず、兄弟として共に育ってきたシウォンら5人の男たち。
 5人は依頼を受けると、それぞれの得意分野を活かし、彼らなりの正義のために働いていた。

 そんな5人を育てたのは、皆からオヤジと呼ばれる男。

 そして貧しい子供たちを助けるため、高額な新薬強奪を企てる。
 計画は成功したかに思えたが、彼らが奪ったのは大量の金塊。

 仲間の1人、ビルが裏で仕組んだもので、それをきっかけに銃撃戦となり、5人はバラバラになってしまう。

 再びオヤジたちの元に集まったシウォンたちは、ビルの説得を試みようとするが、逆にビルの罠にはまってしまう。

 果たして、5人は再び兄弟としての絆を取り戻すことが出来るのか。

 
 ハンガリーやモンテネグロ、更に日本までをも舞台としてアクションが繰り広げられる作品。

 日本は熊本、そして福岡が舞台となるが、福岡ではモーターショーの最新カーで激しいチェイスが繰り広げられる。

 店や駅のショッピングモールに突っ込み、爆走していくが、日本でこんな撮影が出来るのだろうかという程の激しさだったな。

 熊本のシーンはオヤジが療養する温泉旅館がメインの舞台となるが、そこで登場するのは日本のドラゴン、倉田保昭。

 「マンハント」「アイスマン 宇宙最速の戦士」など、最近中国、香港映画でしか姿見ないような気がするが、本作でもしっかりアクションを見せてくれる。

 
 兄弟同然に育ち、深い絆があった5人の男たち。
 1人が裏切り、他を傷つける。

 こういう展開だと道を踏み外してしまった1人を、戦いながらも、再び真っ当な道に連れ戻し、兄弟としての絆を取り戻すような展開を予想するが、本作ではビルによってあまりにも大きな代償が出てしまい、最後まで戦わなければいけないような展開になってしまったな。

 ド派手なアクションが繰り広げられ、最後にはちょっと切ない様子もあり、見応えあるアクション・エンターテインメントであった。

/5

監督:チン・ガーロウ
出演:イーキン・チェン、ジョーダン・チャン、マイケル・ツェー
   チン・ガーロウ、ジェリー・ラム、エリック・ツァン、倉田保昭
於:新宿武蔵野館

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20-059「10ミニッツ」(ア... | トップ | 20-061「サスペクト 薄氷の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

香港映画」カテゴリの最新記事