CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-269「サラブレッド」(アメリカ)

2019年11月05日 00時13分40秒 | アメリカ映画
私は有能な模倣者なだけ
 長らく疎遠だった幼なじみのアマンダとリリーが再会する。豪邸に住むお嬢様で感情豊かなリリーとやさぐれて無感情なアマンダ。まるで対照的に思われた2人だったが、リリーが抑圧的な継父に対する不満を内にため込んでいることが分かり、急速に2人の距離が縮まっていく。
 アマンダはあっけらかんと継父の殺害を提案し、やがて2人は計画を実行するために町のチンピラ、ティムを雇うのだったが。(「allcinema」より)


 あまり話の内容を知らずに鑑賞した作品。

 タイトルのサラブレッドは馬ではなく、何かしら才能を受け継いだ女性の話なのかなと思っていた。

 豪邸に住んで感情豊かなリリーと無感情なアマンダ。
 幼なじみではあるが、しばらく距離を置いていた二人。

 アマンダの母親の依頼でアマンダに何かしらを教えることになるリリー。

 こうして二人は急速に距離が縮まっていく中、リリーが継父のことを好ましく思っていないことを知ったアマンダは、あっさり殺してしまうことを提案する。

 最初は戸惑っていたリリーであるが、徐々にその提案に考えを支配されるようになる。

 果たして、アマンダとリリーは、リリーの継父を殺害するのか。


 アマンダは感情を持たない少女で、テクニックで涙を流したり出来る。
 そんな彼女がリリーの継父を殺すのか気になってくる。

 かつて飼馬を非情な方法で殺したこともあるというアマンダ。

 しかし、さすがに人を殺すことにはそれなりの理由が必要だとかで拒み、二人は町のチンピラに殺害を依頼する。

 そのチンピラ、ティムを演じたのが「グリーンルーム」や日本映画「誰かが私にキスをした」に出演し、2016年に事故で亡くなったアントン・イェルチン。
 まだ未公開作品があったんだな。

 果たしてどのような結末へと向かっていくのか。
 感情が強すぎるリリーと無感情なアマンダ。

 そんな少女二人の危うい時間を映し出した青春サスペンス。

 サスペンスとして考えると、やや緊迫感などには物足りなさはあるが、展開と二人の少女の辿る運命が興味深い作品であった。

/5

監督:コリー・フィンリー
出演:オリヴィア・クック、アニャ・テイラー=ジョイ
   アントン・イェルチン、ポール・スパークス、フランシー・スウィフト
於:新宿シネマカリテ

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