CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-270「任侠学園」(日本)

2019年11月06日 01時16分39秒 | 日本映画
ブタ喰え、ブタ
 弱小ヤクザ“阿岐本組”の組長・阿岐本雄蔵は、義理人情に厚いのはいいが、困っている人を見過ごせず、すぐに厄介ごとを引き受けてしまうのが玉にキズ。
 そんな組長の気まぐれにいつも振り回されているのがNo.2の日村誠司。今回も経営不振に陥った私立高校の再建を任され、中卒で学校嫌いにもかかわらず、高校の理事をするハメに。
 さっそく子分たちを従え学園に乗り込む日村。しかしそんな彼らを待っていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだった。(「allcinema」より)


 義理人情に厚く、社会貢献が大好きな弱小ヤクザ、阿岐本組。

 そんな彼らが経営不振に陥っている私立高校の再建を依頼され、№2の日村誠司が理事となって高校へ出向くこととなる。

 
 ヤクザでありながら、いやに真面目な日村たち。
 しかし、彼らが足を踏み入れた高校は、無気力、無関心な学生たちと、事なかれ主義の先生ばかり。

 熱い気持ちで学生たちにぶつかり、やがてそれに共感していく学生たちや、先生たちが現れる。

 そんな様子をコミカルな雰囲気いっぱいで描いている作品。

 コメディ・ドラマということで笑いのシーンは満載。

 ただ、若干時代遅れの日村を反映してか、笑いもややずれている感じがしたな。

 
 徐々に学生たちの心を掴んでいく日村たち。

 しかし、最後まで日村たちに反抗する学生たちもおり、更に学校経営の裏には学生たちをも巻き込む黒い陰謀も渦巻いている。

 学校経営の裏にあったものは、ヤクザものに似合った展開であったな。

 全面戦争になろうかというところで、裏に隠されていたものを暴き、それを回避するという展開。

 阿岐本組は弱小ヤクザということであるが、よくそれだけの大金があったものだなとちょっと驚き。

 
 ヤクザという学校とはアンマッチな面々と学生たちとの交流、そしてちょっと危険な対決を描いた人情ドラマ。

 感動的とはいかないまでも、ユーモアもあって面白い作品だった。

/5

監督:木村ひさし
出演:西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之、池田鉄洋
   佐野和真、前田航基、戸田昌宏、猪野学、加治将樹、川島潤哉、福山翔大
   高木ブー、佐藤蛾次郎、桜井日奈子、白竜、光石研、中尾彬、生瀬勝久
於:TOHOシネマズ日比谷

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