誰にでも最初はある
元バスケットボール選手の公益勤務要員カン・ヤンヒョンは、釜山中央高校バスケットボール部のコーチに就任する。しかし全国大会初戦の対戦相手は高校バスケットボール最強の龍山高校で、チームワークが乱れた中央高は惨敗してしまう。
学校はバスケットボール部の廃部を議論するが、ヤンヒョンは再び選手たちを集め、たった6人の部員たちとともに全国大会を目指す。(「作品資料」より)
たった6人の部員で全国大会決勝まで行った高校バスケ部を描いた青春ストーリー。
実話を元に製作された作品。
廃部の危機に瀕した釜山中央高校バスケ部のコーチに抜擢されたカン・ヤンヒョン。
何とか部員を集めて最初の試合に挑むが、チームワークはバラバラで、ヤンヒョンも空回りし、結果は没収試合。
バスケ部は再び廃部の危機となるが、ヤンヒョンは大事なことを思い出し、再び選手たちと共に大会に挑む。
ソウルの強豪校に誘われなくとも才能ある選手は在籍する。
しかし、これまで試合に出たこともない初心者同然の選手もいる。
そんな中で大会に挑み、奇跡の戦いを見せていく。
6人と言えども、1人は大会中に怪我をし、交代選手無しという過酷な状況。
それでもそんな不利な状況でも乗り越え、勝ち上がっていく釜山中央高校の姿は感度的である。
最初の試合は惨敗どころか没収試合にされる始末。
そこから奇跡的な展開を起こすというのはオーソドックスではある。
体力的にも限界を迎えた彼らが奇跡的に全国大会決勝まで進んでいく様は感動的であるし、応援したくなる。
決勝では何度も全国大会優勝を誇る強豪校との対決。
最後の最後まで惹き込まれる作品だった。
/5
監督:チャン・ハンジュン
出演:アン・ジェホン、イ・シニョン、チョン・ジヌン、チョン・ゴンジェ、キム・テク、キム・ミン、アン・ジホ
於:新宿ピカデリー
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