頭にある恐怖に、ここにある情熱を消させるな
技術系ブロガーのフランクリンは最新製品の発表会で、技術界の大物アントン・バレルと対談する機会を得る。そこでバレルを暗殺の危機から救ったフランクリンは、彼が落とした謎の指輪を拾う。
その指輪を身につけると57秒過去にタイムスリップできることに気づいたフランクリンは、バレルの協力を得て、自身の妹の死の原因をつくった製薬会社への復讐に乗りだす。(「作品資料」より)
57秒だけ時間を巻き戻せる指輪を拾ったフランクリンが、それを使って妹の復讐を果たそうとするSFスリラー。
指輪は、技術界の大物、アントン・バレルを救った時に拾ったもので、バレルが嵌めていたもの。
指輪が57秒時間を戻せることを知ったフランクリンは、それをまずは私欲のために使う。
カジノで大儲けするが、ちょっとあからさま過ぎて目を付けられてしまう。
もう少し目立たずにやればいいものをと思う。
しかし、その所業のおかげで、製薬会社のシグに声をかけられることになる。
彼の会社が開発した薬は依存性が強く、命を危険に晒すものと言われている。
フランクリンの妹も犠牲になり、彼はシグと製薬会社への復讐を考えていた。
シグの会社に入り込み、機会を窺うフランクリン。
しかし、シグもフランクリンの秘密を見つけ出そうと彼を監視する。
時折、指輪を使いながら、シグに軽い復讐をするフランクリン。
果たして最後にどのような復讐を果たすのだろうか。
意外とアッサリ、シグを落としめることに成功するフランクリンであるが、クライマックスは彼自身の身が危険に陥る。
指輪の効力は効かない展開だったな。
バレルはいつフランクリンが指輪を持っていることを知るのかと思ったが、ラストに意外な事実が知らされる。
指輪を使うシーンにはユーモラスな感じがあり、面白い話であったが、目的に関しては、ややアッサリした感あるスリラーだった。
/5
監督:ラスティ・カンデッフ
出演:ジョシュ・ハッチャーソン、モーガン・フリーマン、グレッグ・ジャーマン、ラヴィ・シモーン、ベビン・ブルー、サミ・ロティビ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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