CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-253「サイゴン・ボディガード」(ベトナム)

2017年08月24日 01時21分22秒 | ベトナム映画
裸族の中では服を着ている方が変態だ
 最重要任務を課せられた二人のボディーガードが、ホーチミンを駆け巡る。(「KINENOTE」より)


 ベトナムのサイゴン・ボディガード社でコンビとして働くトリンとビエンの二人が、誘拐事件解決のために奔走するアクション・コメディ。

 ベトナム映画ではあるが、監督はディーン・フジオカが主演した「NINJA THE MONSTER」で監督した日本人の落合賢があたっている。


 バディもので、ビエンは女好きでヘマばかりしている三枚目風。
 トリンはマッチョでイケメンという設定のようであるが、このトリンを演じたキム・リー、ドウェイン・ジョンソンを細くしたような顔立ちで、二枚目役というのは、ちょっと微妙な感じだったかな。

 そんな二人は、大会社の御曹司のボディガードを依頼され仕事にあたるが、その警護対象者であるヘンリーが何者かに誘拐されるという事態が起きる。

 犯人を取り逃した二人は、偶然居合わせたフォー屋台で働く青年、フックが、ヘンリーにそっくりなのを見て、とりあえず替え玉として取り繕い、その間にヘンリーを見つけ出すため奔走する。


 誘拐事件が展開する話であるが、犯人たちもちょっと間の抜けた感じ。
 そしてヘンリーを探すボディガード二人も正直ちょっと頼りなさがある。

 ヘンリーの替え玉、フックのことなど、基本的にはコメディで、アクションらしきものも見せるが、ほぼ全編ギャグや笑いを織り込んでいる。

 ただ大笑いまでいくようなギャグなどはなかったな。

 コミカルさばかりを押し出しているので、誘拐事件の顛末も歯切れが悪い。


 どうやらトリンもビエンもボディガードとしては一人前にはなっていないらしく、事件を通して、ボディガードとして成長し、更にバディとしての本当の絆も確立していく様を描いているようである。


 サスペンス性はほとんど皆無で、笑いに寄った作品ではあったが、ちょっと笑いが合わなかったかなという印象。
 気楽に観れる作品ではあったな。

/5

監督:落合賢
出演:タイ・ホア、キム・リー、ベー・チャン、チー・プー
於:新宿シネマカリテ

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