誰かが死なないと終わらない
アメリカ・ミシシッピー州にある小さな町で、人々が次々に殺される事件が発生。古代の悪霊が蘇り、人間に憑依しながら大量の死と破壊を町にもたらしていた。
町の命運は、数十年前にこの悪霊と戦ったゾンビ・ハンターに託される。この悪霊は、憑依した人間が殺された途端に殺した人間に憑依していた。
憑依された者を殺せない制約がある中、ゾンビ・ハンターは冷徹なFBI女性捜査官とともに悪霊に立ち向かっていく。(「KINENOTE」より)
「エクスペンダブルズ」等のドルフ・ラングレン主演のホラー・アクション。
邦題は「ゾンビ・ハンター」となっているが、実際はゾンビではなく、悪霊を退治する男のようである。
ミシシッピー州の小さな町で、連続殺人事件が発生し、それを捜査するため女性FBI捜査官のイヴリンがやって来る。
時を同じくして、酒飲みでボロボロのコートを着た怪しげな男が現れ、警察とイヴリンに事件は悪霊の仕業で、自分は悪霊ハンターで、事件を解決すると言う。
最初は信じなかったイヴリンたちであったが、実際に悪霊に憑依された者を目にし、その男の言うことを信じ、イヴリンは共に悪霊を捕らえ、退治しようと動き出す。
悪霊にとり憑かれた人間を殺すと、今度はその人間に悪霊がとり憑く。
退治するには、死を覚悟して悪霊に憑かれた者を殺し、とり憑かれた直後に自分で死を選ぶ。
それにしても、かなりB級感漂う作品だったな。
悪霊に憑かれた者が殺戮を繰り広げるにあたり、頭かち割ったり、吹っ飛ばしたり、更に手足切断など、グロ映像を見せつけるのであるが、その特殊効果が微妙にちゃちい。
予算なのか、技術なのかは判らないが、リアル感は少々乏しかったな。
ゾンビ・ハンターである男は、ちょっともたもたしている感じで、キレは足りないが、逆にコミカルさを生んでいる感じ。
町民会議の最中にとり憑かれた人間が現れ、町の人々を惨殺していくシーンがあったが、ゾンビ・ハンターがネットで捕まえようとするところで、別の人間が憑かれた者を殺し、また憑かれてしまう。
捕まえようとすると殺されて、悪霊が次々と別の人間にとり憑くので、なかなか捕まえられない。
その展開とゾンビ・ハンターの様子が何かおかしく、コミカルであった。
イヴリンは町の生まれであったが、理由あって町を離れた模様。
その理由など、彼女が事件解決の鍵になりそうな人物となっていくのだが、その割りに最後はいやにアッサリした感じ。
B級感ふんぷんの作品であり、ホラー・アクションと言うより、ホラー・コメディと言ってもいいような作品。
悪霊退治の顛末は微妙ではあったが、違う意味で面白い作品であった。
/5
監督:マイク・メンデス
出演:ドルフ・ラングレン、クリスティーナ・クリーブ、ロバート・オルソン
ジェームズ・チャルク、マイルズ・ドーリアック、ビリー・スローター
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
アメリカ・ミシシッピー州にある小さな町で、人々が次々に殺される事件が発生。古代の悪霊が蘇り、人間に憑依しながら大量の死と破壊を町にもたらしていた。
町の命運は、数十年前にこの悪霊と戦ったゾンビ・ハンターに託される。この悪霊は、憑依した人間が殺された途端に殺した人間に憑依していた。
憑依された者を殺せない制約がある中、ゾンビ・ハンターは冷徹なFBI女性捜査官とともに悪霊に立ち向かっていく。(「KINENOTE」より)
「エクスペンダブルズ」等のドルフ・ラングレン主演のホラー・アクション。
邦題は「ゾンビ・ハンター」となっているが、実際はゾンビではなく、悪霊を退治する男のようである。
ミシシッピー州の小さな町で、連続殺人事件が発生し、それを捜査するため女性FBI捜査官のイヴリンがやって来る。
時を同じくして、酒飲みでボロボロのコートを着た怪しげな男が現れ、警察とイヴリンに事件は悪霊の仕業で、自分は悪霊ハンターで、事件を解決すると言う。
最初は信じなかったイヴリンたちであったが、実際に悪霊に憑依された者を目にし、その男の言うことを信じ、イヴリンは共に悪霊を捕らえ、退治しようと動き出す。
悪霊にとり憑かれた人間を殺すと、今度はその人間に悪霊がとり憑く。
退治するには、死を覚悟して悪霊に憑かれた者を殺し、とり憑かれた直後に自分で死を選ぶ。
それにしても、かなりB級感漂う作品だったな。
悪霊に憑かれた者が殺戮を繰り広げるにあたり、頭かち割ったり、吹っ飛ばしたり、更に手足切断など、グロ映像を見せつけるのであるが、その特殊効果が微妙にちゃちい。
予算なのか、技術なのかは判らないが、リアル感は少々乏しかったな。
ゾンビ・ハンターである男は、ちょっともたもたしている感じで、キレは足りないが、逆にコミカルさを生んでいる感じ。
町民会議の最中にとり憑かれた人間が現れ、町の人々を惨殺していくシーンがあったが、ゾンビ・ハンターがネットで捕まえようとするところで、別の人間が憑かれた者を殺し、また憑かれてしまう。
捕まえようとすると殺されて、悪霊が次々と別の人間にとり憑くので、なかなか捕まえられない。
その展開とゾンビ・ハンターの様子が何かおかしく、コミカルであった。
イヴリンは町の生まれであったが、理由あって町を離れた模様。
その理由など、彼女が事件解決の鍵になりそうな人物となっていくのだが、その割りに最後はいやにアッサリした感じ。
B級感ふんぷんの作品であり、ホラー・アクションと言うより、ホラー・コメディと言ってもいいような作品。
悪霊退治の顛末は微妙ではあったが、違う意味で面白い作品であった。
/5
監督:マイク・メンデス
出演:ドルフ・ラングレン、クリスティーナ・クリーブ、ロバート・オルソン
ジェームズ・チャルク、マイルズ・ドーリアック、ビリー・スローター
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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