CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-254「ドルフ・ラングレン ゾンビ・ハンター」(アメリカ)

2017年08月25日 01時49分14秒 | アメリカ映画
誰かが死なないと終わらない
 アメリカ・ミシシッピー州にある小さな町で、人々が次々に殺される事件が発生。古代の悪霊が蘇り、人間に憑依しながら大量の死と破壊を町にもたらしていた。
 町の命運は、数十年前にこの悪霊と戦ったゾンビ・ハンターに託される。この悪霊は、憑依した人間が殺された途端に殺した人間に憑依していた。
 憑依された者を殺せない制約がある中、ゾンビ・ハンターは冷徹なFBI女性捜査官とともに悪霊に立ち向かっていく。(「KINENOTE」より)


 「エクスペンダブルズ」等のドルフ・ラングレン主演のホラー・アクション。

 邦題は「ゾンビ・ハンター」となっているが、実際はゾンビではなく、悪霊を退治する男のようである。


 ミシシッピー州の小さな町で、連続殺人事件が発生し、それを捜査するため女性FBI捜査官のイヴリンがやって来る。
 
 時を同じくして、酒飲みでボロボロのコートを着た怪しげな男が現れ、警察とイヴリンに事件は悪霊の仕業で、自分は悪霊ハンターで、事件を解決すると言う。

 最初は信じなかったイヴリンたちであったが、実際に悪霊に憑依された者を目にし、その男の言うことを信じ、イヴリンは共に悪霊を捕らえ、退治しようと動き出す。


 悪霊にとり憑かれた人間を殺すと、今度はその人間に悪霊がとり憑く。
 退治するには、死を覚悟して悪霊に憑かれた者を殺し、とり憑かれた直後に自分で死を選ぶ。

 それにしても、かなりB級感漂う作品だったな。

 悪霊に憑かれた者が殺戮を繰り広げるにあたり、頭かち割ったり、吹っ飛ばしたり、更に手足切断など、グロ映像を見せつけるのであるが、その特殊効果が微妙にちゃちい。
 予算なのか、技術なのかは判らないが、リアル感は少々乏しかったな。


 ゾンビ・ハンターである男は、ちょっともたもたしている感じで、キレは足りないが、逆にコミカルさを生んでいる感じ。

 町民会議の最中にとり憑かれた人間が現れ、町の人々を惨殺していくシーンがあったが、ゾンビ・ハンターがネットで捕まえようとするところで、別の人間が憑かれた者を殺し、また憑かれてしまう。

 捕まえようとすると殺されて、悪霊が次々と別の人間にとり憑くので、なかなか捕まえられない。

 その展開とゾンビ・ハンターの様子が何かおかしく、コミカルであった。


 イヴリンは町の生まれであったが、理由あって町を離れた模様。
 その理由など、彼女が事件解決の鍵になりそうな人物となっていくのだが、その割りに最後はいやにアッサリした感じ。


 B級感ふんぷんの作品であり、ホラー・アクションと言うより、ホラー・コメディと言ってもいいような作品。

 悪霊退治の顛末は微妙ではあったが、違う意味で面白い作品であった。

/5

監督:マイク・メンデス
出演:ドルフ・ラングレン、クリスティーナ・クリーブ、ロバート・オルソン
    ジェームズ・チャルク、マイルズ・ドーリアック、ビリー・スローター
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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