アザを探せ
アメリカ人のマーガレットは新たな人生を歩むべくイタリア・ローマの教会で奉仕生活を始めるが、不可解な連続死に巻き込まれてしまう。やがて彼女は、恐怖で人々を支配するため悪の化身を生み出そうとする教会の恐ろしい陰謀を知る。
全てを明らかにしようとするマーガレットだったが、さらなる戦慄の真実が彼女を待ち受けていた。(「作品資料」より)
1976年製作、日本でも同じ年に公開されたホラーの前日譚となる作品。
アメリカ人のマーガレットは修道女となるためイタリア、ローマにやって来る。
修道院でカルリータという謎めいた少女と出会うマーガレット。
そんな中、不可解な死が彼女の周囲で起こり、やがてカルリータの出生の秘密が明らかになり、マーガレットは反キリストの誕生を阻止しようとする。
カルリータが邪悪な企みにより誕生したと思われ、彼女が悪魔の子を産むのだろうと思う。
部屋に閉じ込められているカルリータを見て、かつての自分を見ているようで、マーガレットは彼女と親しくなり、護ろうと考える。
キリストに仕えようと考えていたマーガレットが、最後にはカルリータと悪魔の子の誕生を助けるのかなと思わされる。
しかし、顛末としてはオーソドックスな真実が明らかになるものだったな。
犠牲者が出るシーンは、空覚えではあるが、第1作に倣うものだったかな。
恐怖シーンもあったが、なかなかグロテスクなシーンを交えながら不穏な雰囲気が続き、緊迫感高まる展開で惹き込まれていったな。
終盤には、グレゴリー・ペックが写真で登場し、第1作への繋がりを表していた。
しかし、ラストは新しい続編が作れそうな最後だったな。
第1作を少し思い出させながら、緊迫感高まる話で面白いホラーであった。
/5
監督:アルカシャ・スティーブンソン
出演:ネル・タイガー・フリー、ビル・ナイ、タウフィーク・バルホーム、ソニア・ブラガ、ラルフ・アイネソン、ニコール・ソラス
於:TOHOシネマズ池袋
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます