CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-143「フューチャーワールド」(アメリカ)

2018年06月26日 01時04分18秒 | アメリカ映画
魂をありがとう
 世界戦争によって文明が崩壊した未来。残忍な略奪者集団“レイダース”を率いるウォーロードは1体だけ残った美しきアンドロイド“アッシュ”を発見し、自分の所有物とする。
 一方、平和国家“オアシス”では統治者のクイーンが難病に倒れ、息子のプリンスは遥か遠方の“命の寺”にあるといわれる特効薬を求めて旅立つ。しかし道中でウォーロードに捕まり、“オアシス”へ案内するよう強要されてしまう。
 ところがその直後、アッシュが突然覚醒し、主人であるウォーロードを裏切り、プリンスを助けて一緒に逃亡を図る。やがて2人はドラッグロードが統治する“ドラッグタウン”に流れ着くのだったが。(「allcinema」より)


 人工知能の暴走によって文明が崩壊した未来の地球を舞台に、一体のアンドロイドを巡る争いを描いたSFアクション。

 「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」等のジェームズ・フランコが共同監督と主演を務めている。

 しかし、彼が演じたウォーロードというキャラは主役と呼べるのかな。

 そのウォーロードが戦争後、一体だけ残ったアンドロイド、アッシュを発見し、自分のものとする。

 そんなアッシュは、コントローラーのようなもので指示されると、人間を殺すのも厭わず、忠実に実行する。

 病気の母親のために薬を求めてやって来たプリンスを捕らえ、その仲間も殺害するアッシュ。

 しかし、どういうわけかその後プリンスを助け、二人でウォーロードから逃亡する。

 アンドロイドのアッシュが感情を持つようになったという展開であるが、何の予兆もなく、唐突感を感じるものだったな。
 何かに触発されたという様子もなかったし。

 その後、プリンスとアッシュはドラッグタウンに到着するが、そこを統治するドラッグウォードに捕らわれてしまう。

 しかもドラッグウォードはアッシュを気に入り、自分のものにしようとする。

 そして、そこにアッシュを取り戻そうとするウォーロードが現れ、激しい戦いを繰り広げることになる。


 オアシスという平和な村のリーダーであるクイーンの息子、プリンスの冒険行という感じもするし、アンドロイドのアッシュの感情の目覚めを描いた作品。

 ジェームズ・フランコ演じるウォーロードもミラ・ジョヴォヴィッチ演じるドラッグロードのキャラも、よくあるような切れっぷり。

 アッシュの感情の目覚めも唐突感だけが残り、最後には未来への希望を謳うように終わるという、近未来SFとしては、あまり特徴ある作品でもなかったかな。

/5

監督:ジェームズ・フランコ、ブルース・ティエリー・チャン
出演:ジェームズ・フランコ、スーキー・ウォーターハウス、ジェフリー・ウォールバーグ、ルーシー・リュー
    ミラ・ジョヴォヴィッチ、マルガリータ・レヴィエヴァ、スヌープ・ドッグ、クリフ・“メソッド・マン”・スミス
於:新宿バルト9

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