血が多いほど骨に肉が着く
極限の快楽をもたらすという謎のパズルボックスを手に入れたフランクは、そのパズルを解いたことで異界から現れた魔道士たちに八つ裂きにされ、肉体を失った。
それから数年後、空き家となっていたフランクの家に、弟のラリーが新妻のジュリアと娘のカースティとともに引っ越してくる。そして、ラリーが怪我をして流した血によってフランクの魂は覚醒し、おどろおどろしい姿となって現れる。実はフランクとジュリアはかつて愛人関係にあり、フランクはジュリアを使って家に男たちを誘いこみ、その血肉を食らって肉体の完全な復活をもくろむ。
その企みを知ったカースティは、パズルボックスを奪って逃げるが。(「作品資料」より)
1987年製作、日本では1988年に公開されたホラー。
鑑賞したことはなかったが、ピンヘッドのビジュアルは目にしたことはあり、亜流作品は鑑賞したことあったな。
4K版がリバイバル公開され、鑑賞。
究極の快楽をもたらすと言われるパズルボックスを手にし、それを開いたフランク。
しかし、魔道士たちが現れ、彼の体は八つ裂きにされてしまう。
その家でフランクの弟、ラリーが怪我をして血を流すが、その血を吸ってフランクの体が蘇生し始める。
フランクは、ラリーの再婚相手、ジュリアに協力させ、男を家に連れ込んでは殺害し、その血で完全な体に蘇生しようとする。
物語は、フランクとジュリアの凶行の姿、そしてジュリアの行動を怪しむ、ラリーの娘、カースティが体験する恐怖が描かれる。
意外とピンヘッドを始めとする魔道士たちの出番は少なめだったな。
果たして、フランクは元の体を取り戻すという目的を果たせるのか。
カースティがパズルボックスを手にし、再び魔道士たちを召喚してしまう。
クライマックスは、そんなカースティとフランクの対決、そして魔道士たちが2人に迫る。
興味深い展開の話であった。
予想どおりの決着となるのだが、この時代から続編を予感させるようなラスト・シーンだったな。
/5
監督:クライヴ・バーカー
出演:アシュレイ・ローレンス、アンドリュー・ロビンソン、クレア・ヒギンズ、ダグ・ブラッドレイ、ショーン・チャップマン、ロバート・ハインズ、オリバー・スミス
於:シネマート新宿
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