23-344「攻殻機動隊 ＳＡＣ＿２０４５ 最後の人間」（日本）

今、世界はどうなってんだ

　2045年、世界規模の経済災害とAIの爆発的な進化により、世界は計画的かつ持続可能な戦争へと突入した。

　全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる公安9課は、突如として出現した新人類「ポスト・ヒューマン」の電脳犯罪を阻止するべく、先の大戦で廃墟と化した東京へ向かう。

　ポスト・ヒューマンによってアメリカの原子力潜水艦が奪われ核戦争の危機が迫る中、公安9課、アメリカ、ポスト・ヒューマンの三つ巴の戦いが激化していく。（「作品資料」より）

 

　配信によって公開されていた話を劇場公開用にまとめた「攻殻機動隊　ＳＡＣ＿２０４５　持続可能戦争」の続編。

　本作も配信作品をまとめたものとなっている。

　予習復習しておいて良かったなと思うが、それでも本作の始まりは、前作から少し飛んでいた感じがあったな。

　ポスト・ヒューマンが何かを企んでいるようで、それを突き止め、混乱を起こすようなら食い止めようと動き出す草薙素子少佐率いる公安９課の面々。

　ポスト・ヒューマンがアメリカの原子力潜水艦を奪ったために、核戦争の危機が起こり、アメリカ軍もポスト・ヒューマンに対して動き出す。

　公安９課は、ポスト・ヒューマンの制圧と共にアメリカ軍とも戦うこととなる。

　対決シーンはなかなか見応えがあったな。

　新たなキャラである江崎プリンが結構大きな鍵になっているな。

　そして、プリンとバトーの過去の繋がり、何故江崎プリンという名なのかが明らかになる。

　いつの間にやら強大な力を持ち、リーダーとなっているポスト・ヒューマンであるシマムラタカシ。

　彼の目的は何なのか、少佐はそれを阻止出来るのか。

　難しい部分もあるが、話としては面白く、興味深かったな。

　世界はこれで良くなったんだろうか。

/５

総監督：神山健治、荒牧伸志

監督：藤井道人

声の出演：田中敦子、中博史、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、小野塚貴志、山口太郎、玉川砂記子、潘めぐみ、津田健次郎、曽世海司、喜山茂雄、林原めぐみ、川渕かおり、笠原紳司、岡田地平、武井秀哲、山城屋理紗

於：新宿ピカデリー