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人は変わらない、本当の姿を見つけるだけ
元エリート海兵隊員のアンドリュー・コールマンは愛娘を亡くし、絶望の日々を送っていた。そんな中、娘の死に国際犯罪組織が関わっていることを知ったコールマンは、組織を壊滅させることを決意。
ロイヤル・ネイビーの元同僚たちに協力を求め、現役時代に培った特殊スキルを駆使しながら組織との戦いに身を投じていく。(「作品資料」より)
冒頭、特殊部隊が麻薬組織のアジトに潜入し、殲滅させる。
彼らが麻薬シンジケートを標的とする理由がその後明かされる。
元特殊部隊員で、今はPTSDのためかカウンセラーの元に通っているコールマンの娘が麻薬の接種によって亡くなる。
深い喪失感に包まれるコールマンだが、娘の携帯にキャッシュという男から連絡が入り、彼が娘をそそのかして麻薬を接種させたと考え、彼を見つけるため組織に殴り込みをかける。
コールマンがピンチに陥った時、かつての仲間たちがやって来て救出、その後共にシンジケート殲滅のため動き出す。
街中ではあるが、特殊部隊とシンジケートとの激しい銃撃戦などが繰り広げられ、ミリタリー・アクションのよう。
コールマンが追うキャッシュは、組織のボスの息子であったが、本当にコールマンの娘を愛していたようで、麻薬を勧めてもいない。
やがてキャッシュは組織の中で、陰謀が企てられているのを知る。
そんな中でコールマンはキャッシュを追い、果たして殺すのか気になる展開。
コールマンがピンチになった時、そして自宅で襲撃された時も仲間が駆けつけたことに、少々疑念を持ったが、そういう任務を受けているのだろうと思っていた。
しかし、ラストにその理由が明かされる。
全てを失った男の戦いが描かれ、アクション・シーンも見応えのある作品だった。
最後に真実が明かされると、ややそれまでのことを、出来るのかと思ってしまうのだが。
/5
監督:ジェームズ・クラーク、ダニエル・シェパード
出演:ティップ・カレン、トム・リー、ルーク・ソロモン、スティーブン・ブレイズ、ダニエル・デビッズ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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