CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-342「光る鯨」(日本)

2023年12月24日 23時16分56秒 | 日本映画

チーズ・スパって何

 コンビニでアルバイトをしている志村イトは、失踪した幼なじみの新進小説家・高島はかるの行方を追って幼少期に住んでいた都営団地を訪れる。

 老朽化したエレベーターに乗り、現実世界に似ているが全く違う異世界=パラレルワールドに足を踏み入れたイトは、そこで現実世界から消えてしまった人たちと再会するが。(「作品資料」より)

 

 子供の頃に事故で両親を亡くし、姉の冬海と暮らしてきたイト。  

 イトは、音信不通となった幼馴染みのはかるを捜して、かつて住んでいた団地へと向かう。

 そこで、はかるが書いた小説のとおりにエレベーターで上昇と下降を繰り返すとはかると再会することが出来る。

 しかし、そこは月が間近に見えるパラレル・ワールドであった。

 異世界に入り込んだイトであるが、脱出しようとかそういうサスペンスフルな話ではない。

 そこで、彼女らの世界では亡くなっている幼馴染みのツキオに会い、何かしらやるせない想いを発散していく。

 イトとはかる、そして異世界のツキオが過ごす様子は、青春ストーリーである。

 その世界でのイトとはかるはどうなっているのだろうと気になったが、クライマックスで、イトと冬海が異世界で会いにいく人たちの様子を見て、何となく想像するものがあったな。

 直子というそれぞれの世界に現れ、何故かイトたちと行動を共にする女子高生。

 イトを導く存在だったのかな。

 非現実とも言える体験をし、自分の世界では会うことの出来ない人たちと会い、成長していくイト。

 ファンタジーであり、青春ストーリーであり、面白い設定の作品だった。

/5

監督:森田博之

出演:関口蒼、佐野日菜汰、古矢航之介、中神円、瀧石涼葉、小吹奈合緒、西巻大翔、下鳥時穏、田中里念、宮本行、渡辺力、ミネオショウ、山口友和、水沢朋美、影山祐子、桐生コウジ

於:池袋HUMAX CINEMAS


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-341「バッド・デイ・ドラ... | トップ | 23-343「ヘル・レイザー」(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事