CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-038「シグナル100」(日本)

2020年01月29日 00時03分03秒 | 日本映画
それ以上やったら2人とも泣いてしまうよ
 聖新学園高校3年C組の生徒たちは、ある朝担任の下部に視聴覚室に呼び出され、不気味な映像を見せられる。それによって生徒たちは、知らぬ間に自殺催眠に掛かってしまう。
 下部いわく、催眠が発動し自殺へと至るきっかけとなる合図は、生徒たちには分からない100種類の日常的な行動だという。それに当てはまると即座に死を招いてしまうのだった。
 しかも催眠が解かれるのは、自分以外のクラスメイト全員が死んだときだというのだったが。(「allcinema」より)


 担任によってクラスメイト全員が催眠をかけられてしまう。
 それは、ある行動を取ると自殺衝動に駆られるという催眠。
 それが解けるのは、全員が死んで最後の1人になった時だけ。

 自殺を誘発する、催眠発動(シグナル)を探りながら、催眠を解く鍵を見つけるため奔走する、鍵村らクラスメイトたち。

 しかし、それはやがて他者を殺し、自らが生き残るためのサバイバルへと進展していく。

 「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」「午前0時、キスしに来てよ」などの橋本環奈主演のシチュエーション・スリラー。

 〝遅刻する〟〝電話をかける〟〝泣く〟などの他にどんなシグナルがあるのか気になるのと、果たしてこの催眠が解けるのかということが気になる展開。

 担任の下部は、シグナルは100もあると言い、しかも彼自身もベランダから身を投げてしまう。

 徐々に相手を殺すためのデス・ゲームへと変わっていく展開は面白かった。

 普段は人当たりの良いと思っていた生徒が、豹変していったりする。

 〝泣く〟がシグナルとなっていたが、結構皆涙ためていたように見えたが、それは泣くではなかったんだな。

 シグナルによって自殺していく生徒の姿は、結構グロテスクで、ホラーの様相も見せている。

 この決着はどうなるのかと思っていたが、やはりこういう結末しかなかったんだなという感じ。

 気になったのは、下部が何故クラス全員に催眠をかけたのか。

 もしかすると、そこには復讐の意味でも込められているのかと思ったが、それは最後のシーンを含めても今ひとつハッキリしなかったな。

 このラストを観ていると、続編も視野に入れているのかなと思ってしまう。

 学校の中という限られた空間の中でのサバイバルという展開が面白く、その行き着く先が気になる作品であった。

/5

監督:竹葉リサ
出演:橋本環奈、小関裕太、瀬戸利樹、甲斐翔真、中尾暢樹、福山翔大
   中田圭祐、山田愛奈、若月佑美、前原滉、栗原類、恒松祐里、中村獅童
於:渋谷TOEI

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20-037「ラスト・バレット」... | トップ | 20-039「ビューティフル・カ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事