闇を纏いし哀れな影よ
午前0時にのみ出現するサイト“地獄通信”にアクセスして恨みを晴らしたい相手の名前を入力すると、“地獄少女”が地獄送りにしてくれるという都市伝説があった。ただし契約の成立は、自らも死後に地獄送りになることを意味していた。
クラスに馴染めずにいた女子高生の美保は、大好きな魔鬼のライブで奔放な美少女・遥と出会い仲良くなる。2人は一緒に魔鬼のコーラスのオーディションを受け、遥だけが受かる。
次第に様子がおかしくなっていく遥を心配した美保は、魔鬼の真の狙いに気づき、魔鬼への恨みを晴らすべく“地獄通信”にアクセスするのだったが。(「allcinema」より)
強い恨みを持った者が、午前0時に〝地獄通信〟というサイトにアクセスし、恨みを晴らしたい相手の名前を入力すると、地獄少女が相手を地獄送りにしてくれる。
しかし、依頼した者も死んだ後には地獄へ行くことになるという都市伝説を描いたホラー。
TVアニメやTVドラマも放映されていたようだが、その実写映画化となる本作。
1965年に1人の少女が地獄少女に依頼した顛末が描かれ、その後時代は現代となる。
高校生の美保は、ライブで知り合った遥と親友となる。
そして2人で観にいったライブで早苗というアイドルがある男に刺されるという事件が発生する。
反省の体を見せない犯人に対し、早苗は恨みを募らせ、ついに地獄通信へとアクセスする。
相手を地獄へと送り、恨みを晴らせたかと思ったところで、思わぬ展開となる。
人を呪わば穴二つ、というより因果は巡るという感じ。
地獄少女との契約で、死後に自分も地獄へ行くというものがあったが、それについての表現はちょっと判り辛かったな。
その後、美保と遥は、ファンであるアーティスト、魔鬼によって引き裂かれ、遥は豹変し、危険な状況へと陥っていく。
最終的には、地獄通信へアクセスし、地獄少女へと依頼することになるのだが、描かれた全ての依頼の中で、メインとなるであろうこの依頼に関しては、そんなに恨みを募らせるものなのかなという気がしたな。
死者も出ているし、違法なクスリも絡んでいたので、事件としては大きくなりそうなものではあったが、1人の恨みとしては弱いような感じだったな。
地獄少女、閻魔あいを演じたのは「Diner ダイナー」や「惡の華」の玉城ティナ。
地獄をテーマにしながら、ちょっと幻想的な美しさもあり、それがよく合っていた。
相手を地獄送りにする時、使い魔である輪入道、一目連、骨女が現れるのだが、現実の世界でも魔鬼の周囲をうろうろしていたのは、どういう理由だったのだろう。
話のインパクトは弱かったかなとは思うが、地獄送りで恨みを晴らすという設定は面白く、幻想的な美しさと恐怖を描き、ファンタジー・ホラーとして楽しめた一本だった。
/5
監督:白石晃士
出演:玉城ティナ、橋本マナミ、楽駆、麿赤兒、森七菜、仁村紗和
大場美奈、森優作、片岡礼子、成田瑛基、藤田富、波岡一喜
於:池袋HUMAX CINEMAS
午前0時にのみ出現するサイト“地獄通信”にアクセスして恨みを晴らしたい相手の名前を入力すると、“地獄少女”が地獄送りにしてくれるという都市伝説があった。ただし契約の成立は、自らも死後に地獄送りになることを意味していた。
クラスに馴染めずにいた女子高生の美保は、大好きな魔鬼のライブで奔放な美少女・遥と出会い仲良くなる。2人は一緒に魔鬼のコーラスのオーディションを受け、遥だけが受かる。
次第に様子がおかしくなっていく遥を心配した美保は、魔鬼の真の狙いに気づき、魔鬼への恨みを晴らすべく“地獄通信”にアクセスするのだったが。(「allcinema」より)
強い恨みを持った者が、午前0時に〝地獄通信〟というサイトにアクセスし、恨みを晴らしたい相手の名前を入力すると、地獄少女が相手を地獄送りにしてくれる。
しかし、依頼した者も死んだ後には地獄へ行くことになるという都市伝説を描いたホラー。
TVアニメやTVドラマも放映されていたようだが、その実写映画化となる本作。
1965年に1人の少女が地獄少女に依頼した顛末が描かれ、その後時代は現代となる。
高校生の美保は、ライブで知り合った遥と親友となる。
そして2人で観にいったライブで早苗というアイドルがある男に刺されるという事件が発生する。
反省の体を見せない犯人に対し、早苗は恨みを募らせ、ついに地獄通信へとアクセスする。
相手を地獄へと送り、恨みを晴らせたかと思ったところで、思わぬ展開となる。
人を呪わば穴二つ、というより因果は巡るという感じ。
地獄少女との契約で、死後に自分も地獄へ行くというものがあったが、それについての表現はちょっと判り辛かったな。
その後、美保と遥は、ファンであるアーティスト、魔鬼によって引き裂かれ、遥は豹変し、危険な状況へと陥っていく。
最終的には、地獄通信へアクセスし、地獄少女へと依頼することになるのだが、描かれた全ての依頼の中で、メインとなるであろうこの依頼に関しては、そんなに恨みを募らせるものなのかなという気がしたな。
死者も出ているし、違法なクスリも絡んでいたので、事件としては大きくなりそうなものではあったが、1人の恨みとしては弱いような感じだったな。
地獄少女、閻魔あいを演じたのは「Diner ダイナー」や「惡の華」の玉城ティナ。
地獄をテーマにしながら、ちょっと幻想的な美しさもあり、それがよく合っていた。
相手を地獄送りにする時、使い魔である輪入道、一目連、骨女が現れるのだが、現実の世界でも魔鬼の周囲をうろうろしていたのは、どういう理由だったのだろう。
話のインパクトは弱かったかなとは思うが、地獄送りで恨みを晴らすという設定は面白く、幻想的な美しさと恐怖を描き、ファンタジー・ホラーとして楽しめた一本だった。
/5
監督:白石晃士
出演:玉城ティナ、橋本マナミ、楽駆、麿赤兒、森七菜、仁村紗和
大場美奈、森優作、片岡礼子、成田瑛基、藤田富、波岡一喜
於:池袋HUMAX CINEMAS
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