CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-284「マチネの終わりに」(日本)

2019年11月17日 22時18分54秒 | 日本映画
未来が過去を変えていく
 天才クラシックギタリストの蒔野聡史は、その名を世界に轟かせる一方、キャリアの節目を迎える中で自分の音楽に迷いが生じて苦悩を深めていた。
 ある日、公演を終えた彼は、パリで活躍するジャーナリストの小峰洋子と出会い、強く惹かれてしまう。しかし彼女には婚約者がいた。
 それでも洋子への高まる想いを抑えきれない蒔野は、やがて洋子の前で素直な気持ちを言葉にするのだったが。(「allcinema」より)


 世界的ギタリストである蒔野聡史はコンサートにやって来た、海外で活躍するジャーナリストである小峰洋子と出逢い、惹かれていく。

 婚約者のいる彼女であったが、蒔野は気持ちを抑えきれずに、その想いを伝える。

 蒔野の言葉に心が揺れる洋子であったが、そんな二人の間に思わぬ事態が発生してしまう。


 世界で活躍する二人が主人公ということで、東京のみならず、パリやニューヨークも舞台にしてその姿が描かれる。

 ちょっと年齢高めの二人のラブロマンス。

 そのためか、最初はただ抑えきれずに想いを洋子に伝えるという蒔野の行動にやや引き気味にならなくもなかったな。

 しかも、洋子には婚約者がいるということだし。

 更に蒔野はギタリストとしての自分に迷いが生じ、このまま音楽を続けていくのか悩んでいる。

 そのあたりがクリアになってからは、燃え上がる二人が描かれ、このまま二人は幸せな結末を迎えるのかが気になるところとなる。

 しかし、二人に思わぬ事態が発生してしまう。

 これは正直かなりキツイ出来事だったな。

 そのため年月が経ち、二人はそれぞれ違う生活を送ることになるのだが、果たしてここからどのような結末となるのか判らなくなってくる。

 
 抑えきれない気持ちを描いたりしているが、ティーンズ・ラブとはやはり違い、突っ走りすぎるようなこともなく、大人のムードが漂うラブロマンスではあったな。

 蒔野を演じたのは「真夏の方程式」等の福山雅治。
 意外と本格的ラブロマンスに出るのは観たことなかったような。

 洋子を演じたのが「記憶にございません!」等の石田ゆり子だったというのも良かったかな。

/5

監督:西谷弘
出演:福山雅治、石田ゆり子、伊勢谷友介、桜井ユキ
   木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏、古谷一行
於:新宿ピカデリー

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